第6特科連隊(連隊長:兒玉1佐)は、10月25日(木)師団が計画する平成24年度秋季演習場整備(布引山演習場)の場を活用して、火砲用掩体構築訓練(検討会)を北は第9特科連隊(岩手)から南は第4特科連隊(久留米)まで、多くの研修員の方を迎え入れて検討会を実施した。
例年演習場整備は、すべての隊力を整備の部分に集中して行われるが、効率的な演習場の使用などの観点から演習場を整備しつつ、各大隊が掩体1個をそれぞれ構築し、練度向上、意見交換の場となった。
今回構築した火砲用掩体は、雨に強く、進入、進出が容易にでき、全周に射撃を可能にする大射向変換にも対応できる円形掩体だが、掘り下げる掩体では、それらの行動に問題も多いため、火砲の周りに土を積み上げる掩体とし、積み上げた土が崩れないようにする資材の工夫や積み上げた土の跡にできた側溝の偽装処置、人員壕、弾薬壕の作成要領など各大隊の知恵を出した物となった。
また、研修された方からご意見を多数いただき、部隊相互の練度向上の第一歩をたどる訓練となった。
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