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テレビ電話利用の新ATM開発進む
5月10日 10時52分

テレビ電話利用の新ATM開発進む
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銀行の窓口に行かなくてもテレビ電話を通じて口座の開設などができる、新しいATM=現金自動預け払い機の開発が進んでおり、人口減少が進む地域での金融サービスの維持が課題になっている銀行業界で、導入が広がるかが注目されます。
これは電機メーカーの「沖電気工業」が来年度の実用化を目指して開発しているもので、通常のATMに、およそ21インチのテレビ画面が取り付けられています。
利用者は、コールセンターにいる銀行員とテレビ画面で会話することができるほか、本人であることを証明するために必要な免許証などを確認するためのカメラも備えられています。
このため、通常のATMではできない、口座開設や住所変更などの手続きが窓口に行かなくてもできるということです。
銀行業界では、人口減少が進む地域で金融サービスをどのように維持するかが課題になっているほか、都市部でも、インターネットバンキングの普及などを背景に店舗を訪れる利用者が減少しています。
このメーカーには、すでに複数の銀行から導入に向けた相談が寄せられているということで、沖電気工業金融システム事業部の田中信一事業部長は「遠隔地から顧客対応ができる利便性により、アメリカや中国でこのシステムの導入が進んでいる。国内でも普及していくと思う」と話しています。

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