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マダニ感染症、宮崎県の60代男性が死亡

 県と宮崎市は8日、延岡市の50代女性と宮崎市の60代男性がマダニにかまれて重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染し、男性が5日に死亡したと発表した。県内での感染者と死亡者の確認は今年初めて。

 県や宮崎市によると、女性は4月中旬ごろにSFTSを発症したが、現在は快方に向かっている。一方、男性は4月27日から不調を訴え、30日に入院。5月1日にSFTSウイルス検査で陽性反応が出て治療を受けたが、5日に死亡した。ともに最近の海外渡航や入山はなく、ダニの刺し口は確認できなかったという。

 県内では昨年、SFTSは11件確認され、4人が死亡している。県などは「マダニは春から秋にかけて活発になる。屋外では肌を露出しないなど、かまれないようにしてほしい」と注意を促している。

(土舘聡一)
(朝日新聞 2015年5月9日掲載)

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