大学の運動部員の文武両道について、朝日新聞社と全国大学体育連合が共同アンケートを行ったところ、70・7%の大学が学業支援の必要性を感じていることが分かった。一方で、実際に補習をしている大学は7・6%に過ぎないなど、対策が進んでいない実態が浮かび上がった。

 アンケートは2月に学業や就職支援などについて、大規模大学と体育系大学110校を対象に行い、92校から有効回答を得た。

 実施されている学業支援では、「試合などで欠席した場合の配慮」と答えた大学が58・7%あったが、そのほかは「練習時間に配慮した時間割編成」が18・5%、「運動部学生向けの授業開設」が14・1%、「補習」が7・6%などだった。「ない」と答えた大学も29・3%あった。