同日発表した2016年3月期の連結営業利益予想は、前期比2%増の小幅増益見込み。だが、豊田社長は「年後半にはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)による初めてのクルマを投入する。3年間凍結してきた新工場の計画も動き出す」と指摘、「実践」の年と位置付けた。
そのうえで「実践とは全員がチャレンジすること」とし、「仮にヒットは打てなくても、バッターボックスに立った人が評価される会社にしたい」と話した。打席に立つことがチャレンジと表現し、経営トップとしては「チャレンジし続ける人材を育成することが自分の一番大切な仕事だ」と、強調した。