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米報告書は「歪曲」=「断固反対」と批判―中国

時事通信 5月9日(土)19時8分配信

 【北京時事】中国国防省の耿雁生報道官は9日、米国防総省が発表した中国の軍事動向に関する年次報告書について談話を出し、「中国の平和発展戦略や対外政策、東シナ海・南シナ海での主権維持行動に対して、勝手に歪曲(わいきょく)している」として「断固たる反対を表明する」と反発した。
 報告書は、中国が南シナ海で岩礁埋め立てを進めており、岩礁を長期的な軍民活動拠点として利用し、存在感を飛躍的に高めるなどと指摘している。耿報道官は、これに対し「領土主権や海洋権益に関わる中国の主権維持行動は正当かつ合理的・合法であり、非難されるべきものではなく、いかなる人もでたらめを言うべきではない」と批判した。 

最終更新:5月9日(土)21時28分

時事通信