- 木201501.15
ネットプリント[2015最新版]!写真や文書をコンビニで印刷しよう
こんにちは。iPotalライターの深川です。
あると便利だけど、紙詰まりやインク詰まりのトラブルに見舞われがちなのがインクジェットプリンター。トラブルが、得てしてすぐ印刷して家や事務所を出なきゃいけない時に発生しがちなのは、マーフィーの法則ってやつでしょうか。
そんな困ったときは、コンビニで印刷しましょう。町中にあるコンビニ全てが自分のプリンターになる。今回はそんなアプリの最新情報を紹介します。
どちらもコンビニに置いてあるマルチコピー機を使って、写真や文書を印刷するアプリです。セブンイレブンは富士ゼロックス製、その他のコンビニはシャープ製のコピー機なので、セブンイレブンは『netprint』、ファミリーマートやサークルKサンクス、セイコーマート、ローソンでは『ネットワークプリント』を使います。両方インストールしておくといいですね。
セブンイレブンでスマホから印刷しよう
使い方はどちらも似ています。まずは『netprint』から紹介していきます。
アプリをダウンロードしたら登録手続きを行います。
アプリを起動し、「ユーザー登録」をタップ。利用規約とプライバシーポリシーにチェックを入れて、「登録する」ボタンをタップします。
氏名、ふりがな、電話番号、メールアドレス、ユーザーID、アンケート、メール配信を入力し、「確認」ボタンをタップすると確認画面があらわれます。「登録する」をタップすると、登録したメールアドレスに「ネットプリント開始のご案内」が送信されてきます。
メールに記載されたURLをクリックすると、パスワードの設定画面に進むことができます。ここでパスワードを設定すれば、作業は完了。アプリを再起動して、ログインしましょう。
スマホで撮ったばかりの写真を印刷してみよう
『netprint』は写真、文書、ウェブページ、テキストの4種類に対応しています。特に便利なのは、撮った写真をぱっと印刷できる「写真かんたんプリント」。
ボタンをタッチすると、写真を選ぶ画面に移ります。ここでは「カメラロール」から写真を一枚チョイス。サムネイルをタップすると、予約画面に移るので「予約する」をタップしましょう。
予約番号をゲットできました。あとはコンビニのマルチコピー機のメニューから「ネットプリント」を選び、予約番号を入力すると写真印刷が行えます。
写真はコピー機の右側にあるフォト用の出口から出てきます。Lサイズ、光沢フォト用紙1枚が30円とリーズナブル!
新年会の集合写真を近くのコンビニで人数分印刷するという使い方でもいいし、普通にお気に入り写真を印刷するのもあり。家にフォト用紙を常備している人は少ないと思うので、普段使いで役立ちそうです。
他の機能を駆け足で紹介すると、「写真をプリント」は写真を大きなサイズで印刷したい場合などに使います。「文書をプリント」はOffice文書やPDF文書を、「ウェブページを印刷」はブラウザで見たWebページを印刷したい時に使います。「テキスト印刷」はスマホで文字を入力して、紙に印刷したい時に使います。
メールの添付ファイルを紙に印刷!
スマホでOffice文書やPDF文書を作る機会はあまりないかもしれませんが、これらのファイルをメール受信することは結構あります。拡大しながら読むのは面倒、こういうときはさっと印刷するに限ります。
メールで受信した添付ファイルを開きます。
プレビュー画面が出たら、上矢印をタップして、「netprintで開く」を選びましょう。netprintのアップロード画面が開くので、「アップロード」をタップ。以後は、写真の場合と同じ流れで印刷できます。
ちなみに、「文書をプリント」で対応している形式は、『Microsoft office』Word、Excel、PowerPointの2007/2010の他、PDF、XPS、テキストです。
これは「ウェブページを印刷」の登録画面です。URLをコピー&ペーストするだけなので、スマホだけで作業が行えます。タブレットと違い、スマホの画面ではみんなで一緒に見るのは難しいので、参考ウェブページを見るのにオススメ。
「テキスト印刷」は、電車の中などで入力したメモを紙に出力するときに役立ちます。
『ネットワークプリント』も使ってみる
『ネットワークプリント』は、セブンイレブン以外のコンビニで使えるプリントアプリです。
アプリをダウンロードして、会員登録手続きを済ませてください。ログイン名かメールアドレスとパスワードの組み合わせで、サービスにログインできます。
『netprint』と比べると機能はシンプルで、画像登録と文書登録しかありません。『netprint』は一つひとつの登録ファイルに予約番号が発行される方式でしたが、『ネットワークプリント』では、一括してユーザーIDが発行されます。マルチコピー機にユーザーIDを入力することで、印刷するファイルを選択できます。
画像登録の方法は『netprint』の場合と同じです。「画像を登録する」ボタンをタップし、カメラロールから印刷したい写真を選びます。写真が拡大表示されるので、「登録」ボタンをタップ。アップロードが終了すると、「マイボックス」画面が表示され、たしかに登録されたことが確認できます。
注意点が一つ。サークルK サンクス、ファミリーマート、ローソンは画像印刷に対応していますが、セイコーマートは文書のみの対応となります。
文書の登録はアプリから行います。対応形式はOffice形式とPDF形式。多くのアプリが『ネットワークプリント』に対応しているわけではないので、実質はメール添付されているWord文書やExcel文書を印刷するための機能といっていいでしょう。1ファイル最大50ページまで一括登録できる点がメリットです。
パソコンの場合はどんなソフトでも印刷機能さえあればPDF形式に出力できますし、PDFファイルをブラウザにドラッグ&ドロップするだけで登録できるので、快適に登録が行えます。どちらかというと、スマホよりはパソコンから登録することを前提に設計されているサービスといって良さそうです。スマホは写真の印刷に特化して使いましょう。
『netprint』と『ネットワークプリント』について、コンビニで印刷するシーンを見てきました。機能の豊富さに違いはあるものの、どちらも基本的な使い方やコストは同じです。
コンビニで印刷できる技を覚えておくと、打ち合わせで使う資料に緊急の変更が入った場合など、同僚から変更ファイルをメールしてもらって街中で印刷するといったフレキシブルな対応が可能になります。個人使用では写真の印刷が圧倒的に便利ですよ。
では、また!
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『iPhoneさえあれば大丈夫。外出先のコンビニで印刷しよう!』
テクニカル系ライター。WindowsもMac OS Xも、iOSもAndroidも使うという小忙しい毎日を送っております。『仕事で使える! ChromeBook ビジネスマンのクラウド活用ガイド(外部サイト)』が発売になりました。ワンコイン電書です。よろしくお願いします。
Twitter: @noraokapi
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