相変わらずマクドナルドの調子は悪い。2015年の4月の月次報告が出ていたが、まぁ相変わらず業績は悪化し続けている。詳しくはマクドナルドの月次報告レポートを見ていただければと思うが、全店売上高が前年-21.7%、既存店売上高-21.5%、客数-15.3%、客単価-7.3%というようになっている。
今回は全店売上高よりも、既存店売上高の方が少しだけマシだったのだが、つまり新規の店舗の方が調子が悪かったということだろう。それにしても客数も客単価もずっと落ち続けている。せっかく高単価商品に変えようと、原田さんの時に方針を変えていたが、その当時でも対して客単価は上がっていなかったが。
さて、マクドナルドに今必要な物は一体なんだろうか?私個人として思うのは、カサノバ社長にしても原田さんにしてもそうだが、とりあえず現場に出て見ることではないかと思う。もちろんカウンターに立って接客したりすることは難しいが、とりあえず何店舗が見に行くのがいいだろう。調子がいい店舗もその中にはあるだろうし、調子の悪い店舗もあるだろうから数件行くといいと思う。
そうすれば現場の空気というのを知ることが出来るはずだ。今、実はアメリカのマクドナルド創業者の話が書かれている本を呼んでいるのだが、結構マクドナルド創業者は現場に足を運んでいる。「売上が上がらない」とか「競合他社にやられそうだ」と言っている現場に言って中身を見ているのだ。トップであろうとも、こういうことは必要なのだと思う。
カサノバさんになってからいろいろなことをやっているのはわかる。しかし現場に出て現場の視察をしたという話を聞かない。もしかしたら現場によく出て見ているのかもしれないが、もししていないなら見に行った方がいいだろう。正直、梅田のマクドナルドはオペレーションに問題があるなと思うことが多い。客は多いけれども、その客をうまくさばけていないところがある。もっと効率的に出来るはずなのにと思うのだが、改善されない。
まぁマクドナルドの問題点は期限切れ問題などもあったので簡単には元に戻らないとは思うが、マクドナルドはとりあえず現場のオペレーションを知ることだろう。そのキャリアがある人材をどんどん活用していく事が重要ではなかろうか。もちろん過去の現場と今の現場は違うので、その点を踏まえた上で今の状況も見たほうがいいだろう。
マクドナルドは私もほとんど行かないがなくなるとそれはそれで寂しい。若い人たちに楽しい・行きたいと思うような場所で在り続けて欲しいものだ。