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TPP交渉「最終的な出口が見えてきた」と安倍首相
安倍晋三首相は9日、都内のホテルで開かれた日米政財界人が集まる会合「パシフィック・ビジョン21東京会合」の昼食会であいさつし、先週までの訪米を振り返りながら「次回は中西部、西部にも訪問したい」とした上で、「そのためには長く総理大臣を務めることが大切だ」と述べ、長期政権への意欲を示して会場の笑いを誘った。
米国との妥結を目指している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉については「最終的な出口が見えてきた」と話し、最終合意が近いとの認識を改めて示した。
その上で首相は安全保障面だけでなく、経済分野での協力も日米関係にとって重要と指摘し、「日米が協力してアジア太平洋地域にしっかりとしたルールを作り、人と物とそして資本が自由に飛び交う自由な経済圏を作っていきたい」とTPP妥結に意欲を示した。