拝啓 文藝春秋 編集部 島田真 様
時下ますますご清祥の事と存じ、お慶び申し上げます。
さて、この度、貴社刊行の『文藝春秋』5月号での須田桃子氏と宮部みゆき氏との対談においてWHO(世界保険機構)が報道関係者に呼びかけた「自殺を予防する自殺事例のあり方」に抵触する記事を見つけましたのでここにご報告申し上げます。
『文藝春秋』5月号「小保方事件の謎に迫る」の155P、須田桃子氏が自殺した理研の研究者故・笹井芳樹博士の「小保方晴子氏に宛てた遺書」を読んで「鳥肌が立ちました、絶対書こうと決めていたんです」との表現は「遺書をセンセーショナルに扱わない、遺書を公開しない」事を定めた上記の「自殺を予防する自殺事例報道のありかた」の違反事例そのものであり、遺書にストーリー性をつけて読者に「小保方晴子氏」が「笹井芳樹博士の自殺に原因がある」とイメージ誘導する内容であります。
当該者の小保方晴子氏(元理研研究者)は遺書を公開しておらず、その信書を勝手に公開し、記事を書く事は刑法133条信書公開罪に抵触します。
このように自殺をセンセーショナルに扱い、スキャンダル的な要素を持たせて報道する事は、STAP細胞事件の真相解明に何ら寄与しないどころか、もの言えぬ死者の尊厳を著しく傷つけるものであります。
対談中の須田桃子氏の表現は自殺が人間関係のメッセージとして有効であるとも取られ兼ねず、第三者の自殺を誘発する危険性すらある内容であると危惧いたします。
このような法令遵守、報道倫理遵守を第一とした報道姿勢を失った貴社刊行の対談記事について強く抗議するとともに、この記事の正否について編集部、編集長の意見を伺いたく存じます。
敬具
「小保方博士の不正な報道を追及する有志の会」代表 木星通信
2015年5月7日 投函文書
時下ますますご清祥の事と存じ、お慶び申し上げます。
さて、この度、貴社刊行の『文藝春秋』5月号での須田桃子氏と宮部みゆき氏との対談においてWHO(世界保険機構)が報道関係者に呼びかけた「自殺を予防する自殺事例のあり方」に抵触する記事を見つけましたのでここにご報告申し上げます。
『文藝春秋』5月号「小保方事件の謎に迫る」の155P、須田桃子氏が自殺した理研の研究者故・笹井芳樹博士の「小保方晴子氏に宛てた遺書」を読んで「鳥肌が立ちました、絶対書こうと決めていたんです」との表現は「遺書をセンセーショナルに扱わない、遺書を公開しない」事を定めた上記の「自殺を予防する自殺事例報道のありかた」の違反事例そのものであり、遺書にストーリー性をつけて読者に「小保方晴子氏」が「笹井芳樹博士の自殺に原因がある」とイメージ誘導する内容であります。
当該者の小保方晴子氏(元理研研究者)は遺書を公開しておらず、その信書を勝手に公開し、記事を書く事は刑法133条信書公開罪に抵触します。
このように自殺をセンセーショナルに扱い、スキャンダル的な要素を持たせて報道する事は、STAP細胞事件の真相解明に何ら寄与しないどころか、もの言えぬ死者の尊厳を著しく傷つけるものであります。
対談中の須田桃子氏の表現は自殺が人間関係のメッセージとして有効であるとも取られ兼ねず、第三者の自殺を誘発する危険性すらある内容であると危惧いたします。
このような法令遵守、報道倫理遵守を第一とした報道姿勢を失った貴社刊行の対談記事について強く抗議するとともに、この記事の正否について編集部、編集長の意見を伺いたく存じます。
敬具
「小保方博士の不正な報道を追及する有志の会」代表 木星通信
2015年5月7日 投函文書
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