善光寺「ドローン」落下:15歳少年、派出所に名乗り出る
毎日新聞 2015年05月09日 17時14分(最終更新 05月09日 18時08分)
御開帳が行われている長野市の善光寺境内で9日、法要中に小型無人機「ドローン」が落下した事故で、長野県警長野中央署は同日、ドローンを飛ばしたのは横浜市の少年(15)と判明したと発表した。落下の約1時間半後、少年が自ら同寺にある臨時派出所に名乗り出てきた。
同署によると、少年は署に移動した後、「飛ばしたのは間違いない」などと話し、署員が「危ない」と注意をして帰したという。機体は署で保管している。
ドローンは9日午前10時50分ごろ、本堂から約50メートル離れた山門の付近に落下。境内では期間中最大の行事「中日庭儀大法要」が開かれており、僧侶らの行列の間に落ちた。参拝客らの立ち入りは規制されており、けが人はなかった。法要は予定通り続けられた。
同署によると、機体は縦約25センチ、横約29センチで四つのプロペラがあり、動画撮影できるカメラが付いていた。【巽賢司、安元久美子】