【ワシントン=川合智之】米戦略国際問題研究所(CSIS)は中国が埋め立てを進めている南シナ海の衛星写真をもとに、ベトナムも南沙(英語名スプラトリー)諸島の2カ所で埋め立てをしていることを確認したと発表した。1カ所は6万5000平方メートルで、塹壕(ざんごう)や銃座、橋脚などを新たに設置。もう1カ所は2万1000平方メートルで、軍事施設を建設したという。
一方、中国は昨年7カ所を埋め立て、最大の地点は90万平方メートル(0.9平方キロメートル)超と推定した。ロイター通信によると、中国外務省の華春瑩副報道局長は記者会見で「中国の主権と権利を侵害するすべての活動をやめるよう関係国に求める」と述べた。
中国、ベトナム