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子どもの誤飲事故 薬が最多
5月5日 5時28分

子どもの誤飲事故 薬が最多
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子どもが薬やたばこなどを誤って飲み込み病院で手当てを受けた事故は、去年3月までの1年間に全国で530件余り起き、飲み込んだ異物は薬が最も多かったことが厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省は、子どもが身の回りにあるものを誤って飲み込み手当てを受けた事故について、全国9つの病院を通じて毎年調べていて、去年3月までの1年間に起きた事故は531件と前の年よりも146件増えました。
飲み込んだ異物の内訳は、薬が96件と最も多く全体の18%を占め、次いでたばこが94件、お菓子の袋などのプラスチック製品が60件などとなっています。中には、1歳の子どもが母親のバッグに入っていた風邪薬を14錠飲んで呼吸が苦しくなり入院したケースや、たばこの灰皿として使われていた空きビンの中身を3歳の子どもが誤って飲みおう吐や腹痛を訴えたケースなどが報告されているということです。
厚生労働省によりますと、調査を始めた昭和54年以降、たばこを飲み込む事故が最も多かったということですが、喫煙率の減少に伴い、今回、初めて薬がたばこを上回ったということです。
子どもの事故に詳しい山中龍宏医師は、「子どもが薬を誤って飲むと非常に危険だ。ものをつかむことができる生後5か月以上の幼い子どもがいる家庭では、薬などは子どもの手が届かない場所に保管するなど細心の注意が必要だ」と話しています。

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