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臨時教員免許 9300件余 5年ぶりに増加
5月5日 4時30分

臨時教員免許 9300件余 5年ぶりに増加
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過疎化などで必要な教員が確保できず、専門でない人でも授業を行えるよう臨時で免許を与えたケースが全国でおよそ9300件に上り、5年ぶりに増加に転じたことが文部科学省の調査で分かりました。
教員の免許は、本来、小学校や中学校など学校の種類や教科ごとに取得しなければなりませんが、必要な人数を採用できないなどやむをえない場合には都道府県の教育委員会が臨時で免許を与える制度があります。
文部科学省が、平成25年度に授与された臨時免許を調べたところ、小学校で3230件、中学校で2290件、高校で2792件など、合わせて9307件でした。中学校や高校などは前の年度に比べて減少しましたが、小学校で200件余り増えたことから、全体では5年ぶりに増加に転じました。
教科別に見ますと、中学校では数学と技術の臨時免許が最も多くいずれも364件、次いで理科が309件、家庭科が307件などとなっています。
また都道府県別では、小中学校と高校を合わせた臨時免許が最も多いのが千葉県で、次いで栃木県、埼玉県と続いています。
文部科学省は、授業の質を保証するうえで望ましくないとして安易に臨時免許を与えないよう求めていますが、過疎化などで教員の確保が難しい地域もあり、7年連続して9000件を超える状況となっています。

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