最近テレビでよく話題になっている「ふるさと納税」。この「ふるさと納税」かなりお得なのです。
何がお得かというと、ふるさと納税をすることで、本来納めるべき税金を特産品の購入にあてれるのです。
言い換えると、これは納めるべき税金で特産品の買い物ができるということです!
これにより、なんと我々は実質2,000円の負担で、各地の美味しい特産品がいくつももらえてしまうのです。
宮崎県の黒毛和牛、北海道の毛がに、山形県のさくらんぼ、栃木県のいちご、などなど…。
これはとてもお得です。
本記事を読めばふるさと納税のシステムから、その手続きの仕方まですべてわかります。
お得で美味しいふるさと納税ライフをあなたも始めましょう!
それではまず、ふるさと納税とはどういうものなのか説明していきます。
まず、ふるさと納税のフローを簡単に表すと以下のようになります。
①特産品を選ぶ
↓
②寄付する(ふるさと納税)
↓
③美味しい特産品が届く
↓
④確定申告する
↓
⑤所得税は還付され、住民税も控除される
そして、上の②がふるさと納税にあたります。
つまり、ふるさと納税とは地方自治体への寄付なのです。
地方に寄付をする(②)と寄付したその地方の特産品がお礼として届く(③)。そして、確定申告で寄付をしたことを伝え(③)、寄付の見返りとして支払うべき税金が軽減される(⑤)というものがふるさと納税のお得な仕組みなのです。
さらに詳しく知りたい方は、「高所得者必見!ふるさと納税での節税!」を参照してください。
ふるさと納税では寄付金の内2,000円を超える部分について、一定限度額まで住民税、所得税から全額控除されることが定められています。
2,000円は「税金の控除を受けられない=戻ってこない」、実質自己負担額となっているのです。
そして、ここでいう一定限度額は住民税、所得税でそれぞれで決まっていて、
・住民税では
(寄付金 ー 2,000円) × 10% < 総所得金額 × 30%
かつ
(寄付金 ー 2,000円) × (100% ー 10% ー 20%) < 所得割額 × 10%
・所得税では
(寄付金 ー 2,000円) × 20% < 総所得金額 × 40%
という式で限度額が定められています。
所得割額は以下の式で求めることができます。
所得割額 = (所得金額 ー 所得控除額) × 所得税率 ー 税額控除額
ふるさと納税は地方自治体への寄付と先ほど述べました。
しかしこの寄付、「ふるさと」という名前が付いているからといって、自分の生まれ故郷にしか寄付できないなんてことはありません。
どの地方自治体へでも寄付ができるのがふるさと納税です。
ふるさと納税では寄付した地方自治体へ自分の寄付したお金の使い道を指定できます。
自然保護や、子どもの教育、地域活性化など自分が力を入れて欲しいと思うことを応援することができます。
ふるさと納税は寄付だと上で述べました。
でも、寄付はどうやってやるのか…。納めた税金はどのように還付されるのか…。
いろいろ疑問が出てくると思います。
そこで、本章ではふるさと納税の一連の進め方について詳しく見ていきます。
これを読めば今からすぐにふるさと納税が始められます。
最近では各地の自治体が魅力的な特産品をふるさと納税のお礼としてあげています。
人気のあるものですと、宮崎県綾町産「綾ぶどう豚」や佐賀県玄海町産「黒毛和牛」、山形県天童市産「さくらんぼ(佐藤錦)」などが有名です。
ふるさと納税にはこのほかにもたくさんの魅力的な特産品があります。
これらの魅力的な特産品の中で自分の欲しいものを選ぶことからふるさと納税は始まります。
また、ふるさと納税だからといって自分の生まれ故郷の特産品を選ぶ必要があるかというと、そうではありません。
どこの地方へでも自由に寄付(ふるさと納税)が可能です。
特産品を選ぶにあたってはふるさと納税ポータルサイト ふるさとチョイスでネット上から各地域のものが一括して見れるのでおすすめです。
また、税金対策道トピックスのふるさと納税の特産品はここまですごい!人気特産品一覧!でもふるさと納税の人気特産品を紹介させていただいていますので、ぜひご参考にしてください。
また、ふるさと納税では自分の収入によって寄付金額の上限(損をしないための金額)が変わってきます。なので、ふるさと納税控除額の目安の10秒シミュレーションのSTEP①でわかる寄付上限額を参考に特産品を選び、寄付しましょう。
さて、自分の欲しい特産品が決まったら次はその地方への寄付です。
手続きはとても簡単で、先ほどご紹介させていただいたふるさと納税ポータルサイト ふるさとチョイスから寄付の申し込みが可能です。
では、佐賀県玄海町産「黒毛和牛」を例として説明していきます。
・ふるさとチョイスの佐賀県玄海町ページへ行く
まずは目当ての特産品を用意している地方のページへいきます。
今回の場合、目当ての品は佐賀県玄海町産「黒毛和牛」ですので、佐賀県東松浦郡玄海町のページです。
・目当ての特産品があるか確認をする
先ほど飛んだ地方のページに目当ての特産品があるかを確認します。
今回の場合は「黒毛和牛」ですのでこちらにしっかりとこちらにあることを確認します。
・この自治体に寄付を申し込むのボタンを押す
目当ての特産品があることを確認したら、同じページにある以下のボタンを押します。
・申し込みフォームに必要事項を記入して送信する
先ほどのボタンを押して飛んだ先のページの申し込みフォームに必要事項を入力して送信します。
あとはフォームのフローに従います。
以上でふるさと納税の申し込み、または寄付は完了です。
ふるさと納税の寄付が完了すると、先ほどの申し込みフォームで指定したお届け希望日に目当ての特産品が届きます。
かなりの量が冷凍で届く特産品もありますので、あらかじめお届け希望日に合わせて冷蔵庫の中を整理しておくと良いでしょう。
また、配送物の中に寄付金の受領証明書が同封されておりますので、こちらを手元にとっておいて確定申告の際に提出します。
万が一寄付金の受領証明書が入っていなかった場合は寄付をした際の振込み明細でも代替可能なので、そちらも念のため忘れず手元に取っておきましょう。
確定申告では先ほどの受領証明書を使います。
申告書の作成から申告書の提出まで、一連の手順については意外と簡単!ふるさと納税をした場合の確定申告にしっかりと記載されているのでこちらを見て確定申告を行えば問題なくふるさと納税が完了します。
ふるさと納税を行った後に確定申告を済ませると、その年に支払った所得税の範囲内で(寄付した金額 ー 2,000円)の10%が還付金として戻ってきます。
また、翌年に支払う住民税についても(寄付した金額 ー 2,000円)の90%の金額が控除されます。
つまり、3万円のふるさと納税を行ったとすると、
(30,000円 ー 2,000円) × 0.1 = 2,800円
が所得税から還付され、
(30,000円 ー 2,000円) × 0.9 = 25,200円
が翌年の住民税から控除されます。
ここで注意しておくのはこの還付や控除が所得税や住民税の範囲内ということです。
つまり、いくらふるさと納税で寄付金を大きくしても、還付金や控除額は自分の所得税、住民税の範囲内なのである一定のラインを越えてしまうとマイナスになってくるのです。
ですから、しっかりと自分の寄付金の上限額を把握しておくことが大切です。
この辺りについてさらに詳しく知りたい方は◯◯万円もお得!?ふるさと納税による節税!今すぐやらなきゃ損!をご覧ください!
ふるさと納税は本記事で見てきたよう、あまり手間がかからずすぐに行えますし、手続きも簡単です。
そして、各地の自治体の用意する特産物はそのジャンルも大変広く、非常に魅力的なものばかりです。
特産品というだけあって、各地自治体が力を入れているものです。
そのクオリティは一度味わっておきたいものばかりです。
意外と多くの特産品が来ることもありますので、特産品に合わせて冷蔵庫や冷凍庫などの収納スペースも事前に開けておくとよいでしょう。
自分の収入に合った寄付金上限額を把握し、その範囲内で各地のグルメを堪能してしまいましょう!
今まで何となく払っていた所得税や住民税をこの際ふるさと納税で有効に!そして賢く活用してみてはいかがでしょうか!
この分野が得意な税理士に相談してみよう!
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