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マレーシア機撃墜 新たに17トン余回収
5月5日 7時30分

ウクライナ東部で、去年7月マレーシア航空機が撃墜された事件で、墜落現場の一帯を支配する親ロシア派が機体の一部合わせて17トン余りを新たに回収したと発表し、事件の解明に取り組む姿勢を示すことで親ロ派が撃ち落としたという批判をかわすねらいがあるものとみられます。
この事件は、ウクライナ東部の上空で去年7月マレーシア航空機が撃墜されて、乗客乗員298人全員が死亡したもので、ウクライナ政府と欧米は親ロシア派が地対空ミサイルで撃ち落としたとの見方を示しているのに対して、親ロシア派はウクライナの軍用機が撃墜したと主張しています。
こうしたなか、親ロシア派は4日、墜落現場の周辺で先月16日から28日まで調査を行い機体の一部合わせて17.5トンを新たに回収したと発表しました。
また、乗客乗員のものとみられる2500の遺体の一部も収容したとしています。
マレーシア航空機の機体の残がいの多くは、去年親ロシア派が回収してウクライナ政府に引き渡し、その後原因の調査が行われているオランダに運ばれました。
親ロシア派は、新たに回収した機体の一部をオランダへ送るかどうかは明らかにしていませんが、事件の解明に取り組む姿勢を示すことで、旅客機を親ロ派が撃ち落としたという批判を改めてかわすねらいがあるものとみられます。

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