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ブルンジ 大統領選巡り混乱拡大が懸念
5月5日 7時29分

来月大統領選挙が行われるアフリカのブルンジで、憲法で任期が2期までと定められているにもかかわらずヌクルンジザ大統領が3期目を目指して立候補を表明したことに対し大規模な抗議デモが続いており、デモ隊と警察との衝突で死者も出るなど混乱の拡大が懸念されています。
アフリカ中部のブルンジでは来月大統領選挙が予定されていますが、憲法の規定では大統領の任期が2期までとなっているにもかかわらず、現職のヌクルンジザ大統領が「1期目は国民による直接投票ではなかったため任期には数えなくてもよい」と主張し、3期目を目指して立候補を表明しました。
市民の間では「大統領の立候補は憲法に違反している」との反発が広がり、先週以来大規模な抗議デモが首都ブジュンブラを中心に続いています。
4日には、ブジュンブラで道路を封鎖したデモ隊と警察との間で衝突が起き、現地からの報道によりますと、これまでにデモ参加者3人が死亡し警察官も含めて多数のけが人が出ているということです。
反大統領側が徹底した抗議活動を呼びかけるなか、今後混乱がさらに拡大することが懸念されていて、ケニアを訪問していたアメリカのケリー国務長官も4日「ヌクルンジザ大統領の判断を深く懸念している」と述べ、国民からの批判を真摯(しんし)に受け止めるよう、大統領に促しました。

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