国際看護師育成会トップページ > 設立の目的
わが国は、世界に例を見ない早さで高齢化が進み、「医療と介護」の分野においては、慢性的に看護師・介護師の不足が叫ばれています。こうした状況を何とか改善しようと、厚生労働省を初め、医療の各分野で政府のEPA(経済協力活動)として、インドネシア、フィリピンなどから看護師を受け入れるべく、すでに400人を来日させ、日本の正看護師資格の取得教育を進めておりますが、言葉の壁は厚く、資格取得者は、わずかで、思うように改善されないのが現実です。
私たちは、こうした事態を憂い、6年前からNPOのプロジェクト活動を通じて、同じ漢字圏である隣国の中国の医科大学・看護学院などと連携を取り、日本の医療現場で、なんら支障なく活躍できる中国人看護師の育成に取り組んで参りました。
このプロジェクト活動によって、すでに160人以上の中国人看護師留学生が入国し、100人以上の人が、日本での正看護師資格を取得し、日本の病院で働いており、各方面から大変喜ばれております。
日本の慢性的看護師不足を軽減させるには、外国人の導入以外に方法はありません。日本の病院の理解と支援を受け、留学生を受け入れ、日本の国家試験合格までを設立の目的とします。併せて、国際親善に寄与することを目指します。
昭和19年7月生まれ。同志社大学卒。日産自動車に11年勤めた後、34歳の若さで衆議院議員に初当選。以後8期努める。社会福祉関係や国際問題に精通。日中友好に大きな貢献を果たしている。
現在は参議院議員。
平成20年から国際看護師を育成する団体の顧問を務め、同23年には自ら理事長となり(社)国際看護師育成会を設立。平成24年6月NPO法人資格も取得。京都に看護師専門の日本語学校を設立し、多くの留学生を受け入れている。