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中国 「安倍首相の米議会などでの演説に不満」
5月9日 9時14分

中国共産党の最高指導部の1人で政治協商会議の兪正声主席が額賀元財務大臣と会談し、安倍総理大臣がアメリカ議会などで行った演説について「侵略し犠牲を与えた部分が淡々としていて不満だ」と述べ、中国としては、日中関係のさらなる改善には安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する談話の内容が重要だとする立場を強調しました。
中国共産党の序列4位で、最高指導部の1人である政治協商会議の兪正声主席は8日、北京で額賀元財務大臣など自民党の国会議員13人と会談しました。
額賀元財務大臣によりますと、会談の中で兪主席は、安倍総理大臣がインドネシアで開かれたアジア・アフリカ会議と、アメリカ議会でいずれも先月行った演説について「侵略して犠牲を与えた教訓を酌むべきなのにその部分が淡々としていて不満だ」と述べたということです。
そのうえで「他国に与えた災難を反省しないのであれば、日本が再び過ちを繰り返すのではないかと懸念せざるをえない。歴史認識について正しい態度を示してほしい」と述べたということです。
さらに、兪主席は、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」に触れ、「自分も日本に行きたいが、談話がアジア及び世界から高い評価を得られるかが重要だ」と述べ、中国としては日中関係のさらなる改善には談話の内容が重要だとする立場を強調しました。

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