無断で引用された記事の削除依頼の出し方と、その例について記載しています。
削除依頼の出し方
Step1. https://help.naver.jp/help を開く
Step2. 「対象サービス」に「まとめ」を指定
Step3. 次へをクリック
Step4. 「種類」に「権利侵害申告」を指定
Step5. 「権利者確認」に「本人」を指定
Step6. 「権利侵害の種類」に「著作権」を指定
Step7. 「権利侵害が行われている弊社サービスURL」に「削除したいNAVERまとめのURL」を記載
Step8. 「権利侵害の内容を確認できるお客さまのサイトURL」に「パクられてしまった自身のURL」を記載
Step9. 「内容」に「上記、無断引用につき早々に削除してください。著作権者本人であることを示すスクリーンキャプチャを添付しました。」との文言を添える。
Step10. 「ファイルの添付」に「著作権者本人であることを示すようなスクリーンキャプチャ」を添付(例えば該当記事の編集画面など)
このときのポイント
1) 法人ではなく、個人として問い合わせる。理由は、法人のほうが身分証明の資料を揃えるのが面倒だから。以下は、法人で申請して、いろいろ書類出せとか面倒なことを言われた人の記事です。
NAVERまとめに文章をパクられた上に1000円払うことになった
2) 最初の問い合わせで、執筆者本人であることを示すものを、こちらから先に提示してしまうこと。(確証があるわけではないのですが...)理由は、最初に何も添付しないと、NAVERまとめの担当者は、下記の記事のように業務のテンプレートに沿って正式な本人確認の資料をくださいってメールを返信してくると思うからです。
実例: 実際に削除依頼を出してみた
アドレスは書き換えてますが、他の問い合わせ番号などは、原文のままです。2回同じ内容で出しましたが、2回とも翌日には削除返答がなされています。
問い合わせ
ちなみに自分が提示した証拠は、下記のような日記の編集画面です。
ちなみに、まとめ記事は削除され済みです。
From: NAVER自動返信メール
Date: 2014-08-07 23:35 GMT+09:00
Subject: 【NAVER】お問い合せ受付完了
To: iinokai_hoihoi_mail_okutte@uhho.yaranaika.ah
domodomodomo様
この度は、お問い合せをいただきまして誠にありがとうございます。
お送りいただきましたお問い合せの受付が完了いたしました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
受付番号:94296≪お問い合わせ内容≫
権利侵害が行われている弊社サービスURL:
http://matome.naver.jp/odai/2140729447991538701
http://matome.naver.jp/odai/2140729447991538701/2140732354321279903権利侵害の内容を確認できるお客さまのサイトURL:
http://nihaoshijie.hatenadiary.jp/entry/2014/05/19/084709内容:
下記、無断引用につき、早々に削除願います。
http://matome.naver.jp/odai/2140729447991538701
http://matome.naver.jp/odai/2140729447991538701/2140732354321279903添付ファイルにコンテンツの所持者であることを示すエビデンスとなる
スクリーンショットを添付しました。
回答
翌日夕方に返信がありました。
From: NAVER
Date: 2014-08-08 17:23 GMT+09:00
Subject: 【NAVER】お問い合せのご回答
To: iinokai_hoihoi_mail_okutte@uhho.yaranaika.ah
domodomodomo様
NAVERをご利用いただき、誠にありがとうございます。
NAVERヘルプセンターです。お問い合わせくださいました件について、ご案内させていただきます。
このたびは、弊社ユーザーがご迷惑をお掛けすることとなり、
誠に申し訳ございません。ご連絡いただいた内容につきまして調査させていただき
該当の投稿に対し、公開制限措置を行いましたので、
お手数ではございますがご確認いただけますよう、お願い申し上げます。他にもご不明な点やお気づきの点などございます際には、
お気軽に以下《返信用URL》より、ご連絡くださいますよう、
お願いいたします。
このたびは、お忙しい中、お問い合わせくださいまして
誠にありがとうございました。
蛇足 その他、思ったことな
NAVERまとめから参照されてもいいことは無さそう。
Google にはページのランクが低いと判断されてしまう可能性があるからです。例えば、ユーザが「NAVERまとめサイト」から「自分で作ったサイト」に移動した場合、Google の検索結果のページでクリックされていないので、Google からするとキーワードに対する「NAVERまとめ」の適合性が高いように計測されてしまいます。という気もします。正直、僕は専門ではないので、わかりませんが。
また「NAVERまとめサイト」からリンクで参照されているので、その分のランクをあげてもらえますが。昨今、「NAVERまとめ」が無鉄砲に上位にランクされてるところを見ると、リンクされているかどうかよりも、Googleのページでクリックしてもらえてるかどうかのほうが比重が高そうな気配を感じています。
あと、これは完全に自分の妄想ですが、ユーザのサイトの滞在時間を計測されてたりするともっと最悪で、「自分で作ったサイト」に滞在した時間まで「NAVERまとめサイト」にいた時間と計測されてしまい、ますます「NAVERまとめサイト」のランクがあがってしまいます。
削除申請手数料を支払うように指示する
「削除申請手数料 ¥5,000 を支払うようこと。期日を過ぎた場合、以後1万円となり、1日10%の複利がつきます。と作成者に伝えてください。」といっても面白いかも。あるいは NAVER に言ってもいいかもね。無視されて、十分利子がついた段階で、裁判にしたら、どうなるんだろうか。
無断駐車した場合の請求額は?
グーグル八分にしてしまう
グーグル八分にすることも、非常に効果的だと思われます。Googleに申請を出して、承認が通ってから、NAVERまとめに削除依頼を出すと一番いいですかね。面倒ですが。
検索からの流入は彼らにとって死活問題なのです。パクりに対するクレームが増えれば、Googleはドメイン全体に対する評価も大幅に下げるかもしれません。そうなれば、サービスの存続さえ危うくなるアクセス数の急減が起こるかもしれないのです。そうしたリスクを運営者に意識させるために、Googleに著作権侵害の申し立てをすることは非常に有効だと思います。(今回私が申告したのはアメーバブログでしたけど)
NAVERまとめにパクられたらGoogleに通報しよう。無断転載・盗用・剽窃など著作権侵害への削除申請方法 | sakedrink.info
ちなみに Yahoo! は Google の検索エンジンを利用しているため Yahoo! からの検索流入に対しても効果があると考えています。
Yahoo! JAPAN - Wikipedia
あと上記ブログで取り上げられていた nofollow に対する Google のコメント。ちゃんと考慮してくれるみたいですね。
特定のリンクに対して rel="nofollow" を使用する - ウェブマスター ツール ヘルプ
ザナドゥ計画
ザナドゥ計画とは、双方向リンクを定義したハイパーテキストシステムの開発計画です。ちなみに普段使っている World Wide Web, WWW は、単方向のリンクのみの機能を提供するハイパーテキストシステムです。
こういうのがでてくると、引用元にも通知されるので、わかりやすくなるのかな。でも NAVER 乞食の人たちはこの手のシステムだと、引用元を明示しなくなって、余計やっかいなことになりそうだけど...。
テッド・ネルソンが1960年に提唱してから、つい最近、やっとこさ、OpenXanadu なるものを開発したそうです。
テッド・ネルソンのXanadu、開発開始から54年後の一般リリース。プラットフォームはWebブラウザ - Engadget Japanese
プロトタイプのページです。読み込みに時間がかかります。そして、何をやっているのか、最初はよくわかりません。
OpenXanadu (sources only)
まぁ、でもザナドゥでも参照先が参照元を指定しないといけないし、その意味ではトラックバックとかわらないのかな。それに、そんなことすること自体かなり面倒だから、まぁ、なかなか先が見えない感じではありますが。何が当たるかなんて、なかなかわからないですからね...。
一般には、World Wide Web vs Xanadu, Ethernet vs ATM(Asynchronous Transfer Mode) から考えると、技術規格という観点で言えば、完璧なものよりも実装が簡単なほうが、広く使ってもらえる傾向にあるような気はしますが。
ただ、一般の SIer とかだと、そうはいかないのかな。特に日本人の性格を考えると。こうしたほうが実装が簡単で保守性があがりますっていうのは、コードを触ったことが無い日本人意は特に理解しづらいんじゃないかなぁという気がします。
業務用の簡単なVBAのツールだったんですが「俺の言った通りに作れ」って言われときは、このひとに、どう説明しようって悩んだのを何となくうすらぼんやりと覚えています。