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 7日に投開票された英国総選挙(下院定数650)で、与党・保守党(改選前議席302)が331議席を獲得し、単独過半数となった。保守党の勝利で、キャメロン首相が2013年に公約した「17年末までの欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票の実施」が現実味を帯び始めた。

 改選前を大きく上回る議席を得て勝利したことを受け、キャメロン首相は続投する。首相は8日昼過ぎにバッキンガム宮殿でエリザベス女王と面会し、第2次内閣の組閣準備に入った。

 キャメロン首相は同日午後、「よりよい未来に向けてこれまで築いた土台の上に、さらに実績を築き上げていかなければいけない」と勝利宣言した。