中国株の下落、まだ終わっていない-HSBCの陳淑敏氏
2015/05/08 16:33 JST
(ブルームバーグ):中国本土株の指標、上海総合指数が7日に3日続落し、3日間としては2013年6月以来の大きな下げを記録したものの、まだ最悪期は終わっていない。HSBCグローバル・アセット・マネジメントはそう指摘する。
1億1100万ドル(約130億円)規模の「HSBC中国A株ファンド」の運用を担当する陳淑敏氏は7日、台北でのインタビューで、信用買い残が過去最高となったことから、中国当局が恐らく信用取引融資の抑制に向けた追加措置を講じるだろうと述べた。陳氏のファンドのここ1年のリターンはプラス96%。ブルームバーグが集計する同種のファンドの9割を上回る運用成績だ。陳氏によれば、中小型株が最も下げやすい。
陳氏は「株式相場は健全な調整を経験している。政策リスクの中でさらなる調整となる可能性がある」と予想。長期的には人民元建て株式に対し引き続き強気だとも説明した上で、中国株は「若干速いペースで上げてきた。政府は信用取引を抑制する公算が大きい」と語った。
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原題:China Stock Picker Beating 90% of Peers Says Rout Isn’t Over Yet(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:台北 Cindy Wang hwang61@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net Allen Wan
更新日時: 2015/05/08 16:33 JST