tehuさんをdisってる2ちゃんねるのスレで見かけたのでアレなのと、決してdisるつもりがあって書いてるわけではないのですが、別に彼がどうのこうのというわけではなくて、彼にかぎらず一般論として、あ、この人はクリエイター的思想じゃないんだなと思う発言や行動ってのは、世の中でたまに見かける。
プログラマーも、デザイナーも、周りが優秀すぎて諦めた。何でも屋さんとしてプロデュースする側に回ったが、その本質は、なんでもできることではなく、極限まで考えられて、議論でき、説得でき、形にできること。なぜ、こんな簡単なことに気づかなかったのか。
— Tehu (@tehutehuapple) 2015, 5月 3
正直言うと、この発言はクリエイターの人は絶対に考えないことだろうなと思ったので、この方はクリエイターに向いてないなと思ったのだけど、その分、功を焦ってはいないか、短距離で成功しようとすることに頭を使いすぎてないか、という漠然とした不安になったりもしました。余計なお世話ですね、はい。その通りです。
頭が良い人が頭が良いが故の弱点は、世界が見えすぎること。でも予測する未来が、本当に正しいのかどうかは、だいぶ怪しいというのが周りの見方だったりします。それはtehuさんではなくて、他のとある天才と言われる有名人の発言を見ていて思うことです。
結局、それがやらない理由になってしまうので、失敗しないという理由で本人は傷つかないし、やっぱりそういう結果になれば、「ほれみたことか」となる。だけど、やって成功するかどうかは、どちらかというと、頭は決して悪くないのだけど、もちっと不器用な人が、なんか難しいんだけどやらないと気がすまない、と、がむしゃらに頑張った結果として時代がそっちに向いていったという結果論なのではないかと思うことがあります。
要するに「あなたが参戦しなかったからうまくいかなかった」という未来もある。
(そういう人の強い興味を喚起できなかったのが負けという見方もできます。パラドックスになっています。製品だろうがエコシステムだろうが、それこそが時代に裏付けられた運という奴だと思う。)
そういう意味で、周りと比べて勝てなくても、自分がやりたいと思ってることに愚直にチャレンジする人は好きだし、勘違いでもいいから、どんどん突き進んで欲しいなと思ったりします。ただし筋の良いジャンルのやつな。筋の悪いジャンルの奴は、いつまでもこだわりすぎたらいかんよ。なんかよくわからないけど、楽しい、みたいなサイクルが得られれば希望は見える。
tehuさんにどうの、というわけじゃなくて、最近ずっと思ってることが、彼のtweetをきっかけに活性化したので書いてみました。
本質としておっしゃってることは経営者としても重要なことだと思うので期待しています。
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