【ニコニコ超会議3】木村さん、茅野さん、松来さんが出演!岩本氏によるエドナのイラスト生披露もあった「テイルズ オブ ゼスティリア」ステージ2日目をレポート
2014年4月27日 21:16
バンダイナムコゲームスは、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議3」において本日4月27日、「テイルズ オブ ゼスティリア」のステージを実施した。
昨日に続いて「テイルズ オブ Bar」と題して行われた本ステージ。開発スタッフや声優によるトークに加えて、すでにお伝えした1日目では、ニコニコの演奏主による歴代シリーズ作品のBGMの生演奏といったイベントならではの趣向があったが、2日目となる今回は、事前にユーザーから募集した、シリーズ商品の企画会議が行われた。
当日の進行を務めたのは、ニコニコ生放送の実況主としておなじみのせんとすさん。「テイルズ オブ ゼスティリア」プロデューサーの馬場英雄氏、キャラクターデザイン兼アートディレクターの岩本稔氏、そして本作に出演する木村良平さん(スレイ役)、茅野愛衣さん(アリーシャ役)、松来未祐さん(ライラ役)という豪華な出演者が登場した。
(左から)せんとすさん、馬場英雄氏 |
(左から)木村良平さん、茅野愛衣さん、松来未祐さん |
前半はキャスト3人がゲストとして登場し、ゲームの要素として紹介された先日の内容に加えて、主人公のスレイが天族と契約し、強力な力を得る導師契約に関する情報や、それぞれのキャストが演じたキャラクターの特徴や収録時の秘話を紹介した。
まず最初に語られた導師としての契約についてだが、馬場氏によるとスレイが導師として天族と契約することで物語に展開が生まれるとのこと。こちらについては今はこれ以上語れない様子で、物語における重要なポイントのひとつとなりそうだ。
また、今回は本作のキャストが3人も揃っているということで、収録時のエピソードとして、松来さんが情報解禁前の収録現場で小野坂昌也さん(「テイルズ オブ シンフォニア」ゼロス役)に遭遇し、その場に居合わせた開発スタッフなどの状況から感付かれたことや、松来さんが屈んだ際に茅野さんが肩をもんでくれたという話などが語られた。
そして前日のステージでも語られた通り、「テイルズ オブ」シリーズの収録はなるべくキャストが集まって行われるそうで、その現場でキャストとスタッフの架け橋となったのが木村さんだったことに松来さんが言及。キャストからの意見を汲み取る立場の馬場氏は、収録時点ではまだ最終的なシナリオは完成しておらず、そういった意見を踏まえた上でシナリオを作っていくという独特の手法を語った。
ここではキャラクターの印象についても話が及び、スレイについてはキャストの木村さんが「ここまで真っ直ぐな男も演じていて楽しい」というぐらいに真っ直ぐで熱いキャラクターであり、松来さん曰く本作のジャンル名である「情熱が世界を照らすRPG」にもある“情熱”が似合うキャラクターであるという。
一方のアリーシャについてだが、茅野さんが「強い意志を持ったカッコいい女性で演じるのが難しかった」と話し、木村さんと松来さんにも引っ張ってもらいつつ演じたことを語っていた。
また、前日の松来さんに引き続き、スレイとアリーシャもアラカルトに例えることとなり(ちなみに松来さんは“デザート”とのこと)、スレイは他の人たちによって野菜が添えられたり、味付けを自在にできるという意味もあって“肉”が、アリーシャは最初は味付けのソースということだったが、木村さんからの進言(?)によって酒というかたちで落ち着いた。なお、茅野さん自身もお酒を嗜むそうで、ワインが好きとのこと。
さらに、前日に続いてゲーム内の実際のシーンを演じてもらう場面では、スレイとライラのコミカルな関係が描かれるシーンと、アリーシャがスレイを初めて見た時の感想を言うシーンがそれぞれ選ばれたのだが、どちらもゲーム内で見ることでまた印象が変わるシーンとなりそうだ。
続いては、「テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー」シリーズのキャラクター・カノンノなどのキャラクターデザインで知られ、今作ではアートディレクターを担当する岩本氏が登場し、キャラクターやアートのデザインに関するトークを展開。
企画の段階で岩本氏は今作で原点回帰となる「中世ヨーロッパ風の王道ファンタジー」をやりたいと聞いており、それを踏まえた上でフィールドやエフェクトなどを手がけているという。また、今作ではこれまでの「テイルズ オブ」シリーズにはない広大なフィールドが特徴のひとつとして挙げられているが、そちらもできる限り冒険感を描くことを目指しているとのことだ。
また、自身がキャラクターデザインを担当したエドナの制作秘話として、シナリオを読んだ時点でラフイラストを描いて、それを馬場氏をはじめとした開発スタッフに見せたり、しばらく寝かしたりしながら、キャラクターデザインを完成させたという。そんなエドナについて岩本氏は、登場シーンが衝撃的であることや、地属性の天族であるということで極彩色をベースにしているが、デザイン時には100種類以上を制作したことが語られた。
馬場氏や岩本氏ら「テイルズ オブ」シリーズの開発スタッフがどのように仕事をしているかなどの話も。 また、「天遺見聞録」については岩本氏が初期のデザインを起こしたことも明かされた。 |
さらに、岩本氏がその場でエドナのイラストを描くこととなり、限られた時間ながら可愛らしいイラストを披露すると、会場とニコニコ生放送の視聴者からは大きな反響が寄せられていた。
キャスト3名を再び招いて最後に行われたのが、「テイルズ オブ」シリーズの商品企画会議。こちらは「テイルズ オブ」シリーズ公式ポータルサイト「テイルズチャンネル+」にて事前に600通もの応募が集まった商品案から10個を厳選し、会場で選んだ1つを実際の商品企画会議に通すという内容となっている。
今回選ばれた10個は下記の通りだが、今回はその中から木村さんが選んだ「ソーサラーリング」、茅野さんが選んだ「エドナの日傘(ノルミン付き)」、松来さんが選んだ「抱きつき人形」、岩本氏が選んだ「ティポのリュック」の4つからアンケートによる決選投票が行われた。
- ソーサラーリング
- マスコットキャラの靴下
- 抱きつき人形
- マトリョーシカ
- カノンノ3人のカチューシャ
- ティポの手袋
- ティポのリュック
- ルルの鈴
- クロノスの時計
- エドナの日傘(ノルミン付き)
その結果はというと、やはり往年の「テイルズ オブ」シリーズファンにはおなじみとも言える、ソーサラーリングが47.6%を獲得。商品化が実現するかどうかはまだ確定とは言えないものの、前向きな発言もあり今後の情報にも注目したいところだ。
2日間に渡るステージはこれで幕引きとなったが、最後に馬場氏から「テイルズ オブ ゼスティリア」のニコニコ生放送を6月20日から毎月行うことが明かされた。詳しい時間などについてはまだ未定ということなので、こちらの続報にも期待しよう。