Updated: Tokyo  2015/05/09 04:10  |  New York  2015/05/08 15:10  |  London  2015/05/08 20:10
 

バフェット氏にヘッジファンド運用者が冷たい視線

Share Google チェック

  (ブルームバーグ):米ネブラスカ州オマハで開催されたバークシャー・ハサウェイの年次株主総会では、資産家ウォーレン・バフェット氏を称賛する人々が多かったが、ラスベガスでは今週一部のヘッジファンドマネジャーが同氏に批判的な姿勢を示した。

6日のダニエル・ローブ氏の発言に続き、ヘッジファンドマネジャーのジム・チャノス氏は7日、コカ・コーラがボトラーとの間で行った会計処理が問題となった1990年代後半にバフェット氏が同社の取締役会メンバーだったことに言及し、同氏の言動の矛盾を追及した。バフェット氏はかねてから企業の会計処理を公然と批判している。

チャノス氏(57)はスカイブリッジ・オルタナティブス・コンファレンスの開催中にブルームバーグのインタビューに応じ、「偽善は罪ではないのか」と語った。

バフェット氏は株式取得や買収を通じて過去50年でバークシャーを世界屈指の企業に育て上げた。同氏は書簡を送ったりメディアに登場したりする機会を捉えて、ウォール街の行き過ぎた行為やヘッジファンドの運用手数料を批判。富裕層への増税も呼び掛けている。

ローブ氏は6日、バフェット氏の書簡を読むのは好きで、矛盾を見つけるのも楽しいと述べた。バフェット氏にアシスタント経由で6、7日にコメントを求めたが、これまでのところ回答はない。

原題:Buffett Feels Hedge Fund Managers’ Chill After Warmth in Omaha(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:シアトル Noah Buhayar nbuhayar@bloomberg.net;ニューヨーク Madeline McMahon mmcmahon28@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dan Kraut dkraut2@bloomberg.net Alan Goldstein

更新日時: 2015/05/08 12:31 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。