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パキスタンでヘリ墜落、ノルウェー大使ら死亡 タリバンが声明

2015/5/8 20:42 (2015/5/8 23:56更新)
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 【ニューデリー=黒沼勇史】パキスタン北東部ギルギット・バルティスタン地域で8日、各国の駐在大使らを乗せた軍用ヘリコプターが墜落し、ノルウェー大使ら7人が死亡した。当局は「墜落」としているが、反政府武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行声明を出した。声明が事実なら、各国要人の乗る軍用機がテロの標的となり撃墜されるという異例の事件となる。

 死亡したのはノルウェー大使、フィリピン大使のほか、マレーシアとインドネシアの大使夫人。パキスタン人もパイロット2人と軍人1人が死亡した。負傷者にはポーランド大使とオランダ大使が含まれる。日本の猪俣弘司大使は無事だった。パキスタン外務省が主催した3日間のツアーに招かれた大使らが4機のヘリに分乗し、うち17人を乗せた1機が墜落した。

 墜落機についてTTP報道官は、犯行声明の発信に使う電子メールのアドレスで日本経済新聞などに声明を送り「TTPの特殊部隊が地対空ミサイルでパキスタン軍のヘリを撃ち落とした」などと表明した。ツアーに参加したパキスタンのシャリフ首相を狙った攻撃と主張し「彼は別のヘリにいて逃れたが、我々は今後も特にシャリフ(首相)と彼の仲間を標的にする」と警告した。

 在パキスタン日本大使館によると「シャリフ首相のツアー参加は8日朝まで知らされていなかった」という。パキスタンのアシフ国防相はヘリが「技術的欠陥」で墜落したと主張している。

 ツアーの詳細は不明だが、中国の資金援助を受けるインフラプロジェクトの現場視察が含まれていたとの現地報道もある。ヘリが墜落したギルギット・バルティスタンは、パキスタンやインドが領有権を巡り係争中の地域。2013年にも外国人観光客ら9人が死亡するテロがありTTPが犯行声明を出している。

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シャリフ、ミサイル、TTP、猪俣弘司、タリバン、墜落、ヘリコプター、バルティ

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