私はどの時計を買えばいいのでしょうか?という質問(爆)
またしても激しく久しぶりながら、
以前書き始めてやはり結論をつけることは不可能と
途中で棄権してしまっていた記事を管理画面にて発見、
これを救出すべく、久々に立ち上がってみたのです。
今回も不時着に終わる可能性が85%以上はあると思われますが、
取り急ぎ思い立ったらやってみよう、
ということで本題です。
意外に思う人も多いことと思いますが、
時計などを売っておりますと、
表題の質問を受けることが多々有ります。
時計を買っておこうと思うけど
時計は随分と沢山色々なメーカーがあるし、
安いのも有れば高いのも有る。
革ベルト付きも有るしブレスレット付きも有る。
黒いのも有れば白いのも有る。
・・・
値段の割に良いものも有るだろうし、
値段の割りに良くないものも有るに違いない。
しかしそんなものを見抜くには研究が必要だ。
でも面倒だし、そんな時間も無い。
それならばいっその事、
分かりそうな人に聞いてみよう。。。
確かに余りにも真っ当な思考過程の上に
アウトプットされていると思います。
変な意味や、
ましてや嫌味などではなく、
確かに分かる人、または分かりそうな人に聞く、
これは正しいと思います。
しかし聞かれた方はやはり答えに詰まるのです。
それは何故か?
そうなのです。
私はこのブログにおいても繰り返し申し上げてしまっている通り、
機械式時計の用途は道楽を主とすべきであり、
少なくとも時間を間違えては本当に困るときに
頼るべき相手ではない、
要するに機械式時計に関して申し上げれば、
実用品であって実用品ではない。
と思うからなのです。
おっと、これではまだ答えに詰まる理由になっていないですね。
機械式時計は誰がどう言おうがパーフェクトではない、
パーフェクトでないからこそ面白い、
それ故に色々な個性が有ったり無かったりする訳で、
どんなに高価な時計だって、
そしてもちろんどんなに安価な時計だって
全てを備えている時計は残念ながら存在しない、
そんな在り来たりな答えに帰着してしまうのであります。
だからきっと、
何を優先したいか、
どんなものを求めているか、
これについては人それぞれでしょうし、
異なっていて当たり前だと思うのです。
しかしこれがまた困ったことに、
「時計に何を求めますか?」
等と聞き返したとして、
そんな事をちゃんと答えられるなら
そんな余りにも漠然とした問いかけなどする筈も無く、
やはり話は長く、取り留めの無いものとなっていく・・・
苦し紛れにロレックスオイスターの話をしてみると、
ロレックスは成金みたい(!)で嫌だ、
スピマス・デイトを見せてみると、
ごちゃごちゃしたのは嫌だ(!!)、
グランドセイコーを見せれば、
、、、、(!!!)、、、
時計は自分が気に入ればそれが一番、
TPOというものは無視できませんが、
本来は自分さえ楽しければそれで良い。
ということで、
今日のところは時計は自分で選びましょう、
と変に突き放したような結論に
結局不時着してしまう私でした。