セウォル号引き揚げでタスクフォース構成 今月中旬に入札公告

【世宗聯合ニュース】韓国海洋水産部は7日、昨年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の引き揚げに向け、タスクフォースを立ち上げたと発表した。海洋水産部や国民安全処、海軍などに所属する16人からなる。

 これから本格的に引き揚げ準備が始まる。海洋水産部は「セウォル号引き揚げ推進課」も発足させる予定だ。5月半ばには引き揚げ事業者を決める国際入札を公告、7月初めまでに事業者を選定する。現場調査を経て、9月中に海上での作業に着手する計画だ。

 海洋水産部は来年10月までに引き揚げを完了するとの目標を掲げたが、作業方法や気象状況によっては変動する可能性もある。

 引き揚げ関連予算については総額1283億ウォン(約140億円)と見積もっている。今月中に企画財政部と予算確保に関する協議を終える予定だ。

 セウォル号沈没事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が依然として行方不明となっている。

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