【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は7日、記者団に対し、2010年の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受けて実施している対北朝鮮制裁について、「政府の基本方針に変わりはない」と強調した。
同当局者は、南北統一準備のための大統領直属機関、統一準備委員会の鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)副委員長が追加の対北朝鮮制裁は必要ないとの趣旨の発言をしたことについて、「効率的な制裁を維持している点を強調したもの」と説明した。
また、北朝鮮が南北対話の前提として制裁解除を要求していることは「不当だ」として、制裁問題については南北当局間の対話を通じて解決することが望ましいと強調した。
鄭副委員長は6日にソウル市内で開かれたフォーラムで、「これまで十分な制裁が加えられており、これ以上の対北制裁は必要ない」と発言した。