韓国のデパート、人気グルメ店誘致に全力

新世界、弘大で若者に人気の店を誘致
現代デパート、米ポップコーンなどを期間限定で販売
ギャラリア、食品館に有名飲食店6店舗

韓国のデパート、人気グルメ店誘致に全力

 韓国のデパート業界で、人気グルメ店の誘致合戦が激しさを増している。各店は国内の有名レストランを入店させたり、海外の人気グルメを販売したりして客を呼び込んでいる。

 新世界デパートのソウル・永登浦店は8日、江南と弘大エリアの人気店を集めたレストラン街をリニューアルオープンする。弘大で20-30代の若者に人気の中華料理店「炒馬」やカジュアルレストラン「福岡ハンバーグ」が入るほか、新沙洞のカロスキル(街路樹通り)の有名トッポッキ(餅の甘辛炒め)店「villa de spicy(ビラ・ドゥ・スパイシー)」、新世界フードの韓国料理ビュッフェ「オルバン」も入店する。永登浦店のクァク・ウンイル店長は「家族連れも若者も楽しめるようにレストランとメニューを構成した」と話している。

 一方、現代デパートは狎鴎亭本店と木洞店、貿易センター店などで今月14日まで、米シアトルのポップコーン専門店「ククルザ」、ハワイの「ホノルル・クッキー」を販売する期間限定ストアを運営する。同デパートはこれまで、香港「奇華餅家」のクッキーや台湾のミルクティー「濃厚系」など、海外の人気グルメを紹介するイベントを実施してきた。

 また、ギャラリアデパート(狎鴎亭)は先月、名品館にある食品館「ゴメイ494」(写真)にソウル市内の有名飲食店6店舗をオープンした。おしゃれなストリートとして注目される梨泰院の経理団通りで飲食店10店舗を経営するシェフ、チャン・ジンウ氏の店4カ所のメニューを同時に味わえる「チャン・ジンウ食堂」も入る。

 デパート業界の関係者は「昨年のデパートの売上高総額は前年比で平均3%の成長にとどまった一方、レストラン街の売上高は20%ほど伸びており、成長性が高い」と話している。

洪源祥(ホン・ウォンサン)記者
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