4月の外貨準備高 9カ月ぶりに過去最高更新=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が7日発表した4月末現在の外貨準備高は3699億ドル(約44兆3177億円)で、前月末に比べ71億5000万ドル増加した。

 外貨準備高は昨年7月の3680億3000万ドルをピークに減り始め、今年1月には3621億9000万ドルまで減少した。2月(3623億7000万ドル)から増加に転じ、4月に9カ月ぶりに過去最高を更新した。 

 韓国銀行は増加の理由について、ドル以外の通貨高により、外貨資産のドル換算額が増加したためと説明した。

 外貨準備高の91.8%を占める有価証券は4月末現在、3395億1000万ドルで前月より89億8000万ドル増加した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)も3000万ドル増加した。

 一方、預金は18億3000万ドル減の209億7000万ドル、IMFリザーブポジションは3000万ドル減の14億6000万ドルとなった。金保有は2013年2月から変動がなく、47億9000万ドルだった。

 韓国の外貨準備高は3月末現在、ブラジルを上回り世界6番目の規模となった。1位は中国の3兆7300億ドルで、日本(1兆2453億ドル)、サウジアラビア(6980億ドル)、スイス(5824億ドル)、台湾(4178億ドル)と続いた。

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