セウォル号沈没事故 船長ら15人全員が上告=韓国

【光州聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号の沈没事故で、光州高裁で先月28日に行われた控訴審で無期懲役(求刑死刑)の判決を受けた船長のイ・ジュンソク被告を含む乗組員15人全員が5日までに上告した。同高裁が6日、明らかにした。

 検察側はイ被告をはじめ、航海士、操舵手、機関長など6人に対して上告した。

 大法院(最高裁)では有罪か無罪かの判断のほか、量刑については懲役10年以上を宣告された場合にのみ審理を行う。 

 控訴審で懲役10年以上を宣告された乗組員はイ被告、1等航海士(懲役12年)、機関長(懲役10年)の3人。控訴審で船長以外は無罪とされた乗組員3人に対する殺人罪が上告審でどのように扱われるかが最大の争点になるとみられる。

 光州高裁は先月28日、イ被告に対し、懲役36年を宣告した原審を破棄して無期懲役を、残る14人には1審より減刑された懲役1年6カ月~12年を宣告した。

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