13年前の北朝鮮との海戦が映画に 来月公開=韓国

【ソウル聯合ニュース】2002年6月に韓国領の延坪島付近の海上で発生した韓国と北朝鮮の銃撃戦、第2延坪海戦を描いた韓国映画「延坪海戦」(原題)の製作報告会が6日にソウルで開かれ、キム・ハクスン監督、主演のキム・ムヨル、チン・グ、イ・ヒョヌが出席した。

 第2延坪海戦は、サッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会の熱気に包まれていた2002年6月29日、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯した北朝鮮の警備艇2隻が韓国海軍の高速艇「チャムスリ357号」に先制攻撃を加えたことで発生。韓国軍将兵6人が戦死した。

 「延坪海戦」は国のために命を懸けて戦った韓国兵やその家族、同僚、恋人の物語を描いた。7年に及ぶ長い製作期間と、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」で製作費を調達したことも話題を集めている。第2延坪海戦当時の約30分にわたる交戦の様子をリアルに伝えるため3D映像も製作された。

 キム監督は報告会で、「製作に7年、撮影期間だけで6カ月を要した。国民の声援と関心のおかげで映画を完成させることができた」とあいさつした。

 映画は来月11日に公開される。

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