欧州終戦70年、平和誓う 独仏など各地で追悼行事8日、パリにある無名戦士の墓に献花するケリー米国務長官(中央)(ロイター=共同) 【ベルリン、パリ共同】ナチス・ドイツが無条件降伏し、欧州で第2次大戦が終結してから8日で70年を迎えた。ドイツと戦勝国のフランスを中心に、ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)などの悲劇の再発防止と世界平和を誓う式典が各地で開催され、首脳らが犠牲者を悼んだ。 ドイツでは連邦議会(下院)で式典が開かれ、同国を代表する著名歴史家ハインリヒ・ウィンクラー氏が「(ナチス時代も含め)歴史全体を自覚することが、国民の国に対する責任だ」と演説。ガウク大統領やメルケル首相が神妙な面持ちで聞き入った。ガウク氏は終了後、ドイツ東部レブスの戦没者の墓地を訪問して追悼。 【共同通信】
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