精神科医の香山リカさんの話 携帯端末は常に身に付けているため、嫌なことがあったり怒りを覚えたりしたときに、一呼吸置かずに書き込んでしまう怖さがある。実生活が思うようにいかず、インターネットの投稿で憂さ晴らしをしている人が、特に若い世代で多いのではないか。
ただ実際には社会的な地位がある人も悪意ある書き込みをすることがあり、不可解だ。ネットは双方向のコミュニケーションができる場なのに一方的に投稿し、後は逃げたり知らないふりをしたりするという人が多い。書かれた相手がどういう思いをするのかを想像する力が全体的に劣ってきていると感じる。〔共同〕
香山リカ、インターネット、携帯端末