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東京・浜松町の人骨、地層は江戸時代の大名屋敷 埋葬の可能性
8日午前9時半ごろ、東京都港区浜松町のホテル建設工事現場で、人の頭蓋骨などが埋まっているのを男性作業員が発見し、110番通報した。頭蓋骨に目立った損傷はなく、江戸時代とみられる地層から見つかったことから、警視庁愛宕署は埋葬された可能性もあるとみて調べている。
同署によると、人骨は男性作業員がショベルカーで掘削作業中、深さ約3メートルの地中から発見。頭蓋骨2点のほか、約290点の骨が見つかった。どこの部位のものかは不明で、イヌなどの動物のあご部分とみられる骨もあったという。
骨が見つかったのは江戸時代の地層で、この場所には当時、大名屋敷などが立ち並んでいたといい、木のおけの一部とみられる木片も見つかったという。建設工事は今年2月から始まっていた。