物価2%達成、安倍内閣に絶望という言葉はない=甘利経済再生相
[8日 ロイター] - 甘利明経済再生相は8日、閣議後の会見で、日銀が掲げる「2%の物価目標」達成時期が後ずれしたことに関連して、「安倍内閣に絶望という言葉はない」と述べ、達成は困難との市場の見方を退けた。
達成時期が従来の「15年度中心」から「16年度前半」に修正されたことについても「射程内のこと」と理解を示し、日銀には射程内での物価目標達成に期待すると語った。
日銀は4月30日の会合で、物価目標の達成時期について従来の「15年度中心」から「16年度前半」に修正した。甘利担当相は「2つの表現が全く違うかと言えば、射程の範囲内だと思う」と述べ、「日銀が原油価格の下落など含め経済・物価の状況を勘案しながら、具体的な射程について言及した」と評価。「日銀が日銀の目標を射程の範囲内に達成されることを期待する」と語った。
<デフレ脱却、できるだけ早期に実現へ>
物価目標達成時期の後ずれにも連動しかねないデフレ脱却時期に関しては、「デフレ状況ではないが、脱却したかどうか、経済の足腰の強化ができたかというと、まだその途上にある」とし、「多少のことがあろうと戻らない経済状況を作りだすために全力を挙げる。何年何月とは言いづらいが、できるだけ早期にデフレ脱却を図りたい」と述べるにとどめた。
<景気は堅調に推移、株安は米要因>
昨日の株安については「米国の要因が一番大きい。外的要因に全く左右されない日本市場ではないので仕方ない」と指摘。
日本経済については「経済指標は順調に推移している。堅調に推移しているその範囲内」と評価した。 続く...