経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の教え

5/8の日経

2015年05月08日 | 今日の日経
 今日の日経で印象深かったのは、2014年度のエンゲル係数が21年ぶりの高水準になったことだ。むろん、消費増税の影響だ。エンゲル係数は「貧しさ」のバロメーターだから、アベノミクスは、庶民の生活を苦しくしたということになる。GDPは暦年でもゼロ成長なのだから、税収と企業収益が伸びれば、庶民が貧しくなるのは当たり前。成長の範囲内で増税するという発想のない国では、こうなる。経済ではなく、政策思想の問題だよ。

 エンゲル係数の上昇には駆け込みと反動の影響もあると思い、食料消費の割合を暦年でも確かめてみたが、同じ傾向だ。この15年ほどの動向は、景気の良し悪しを映しているように見える。特に、勤労者世帯では、それが色濃い。もっとも、2014年は、景気が良くても、悪化したわけだが。ちなみに、食料消費や非食料消費の超長期的動向については、「法則の異変と神の見えざる手」で書いたことがあった。ちょっと長いが、ご参考まで。


(5/6の日経)
 確定拠出年金2万社に。中国の車工場2500万台分過剰。海外子会社収益6.5兆円、2年で7割増。中国の輸出契約額9.6%減。首都圏向け火力に過剰懸念。

(今日の日経)
 日立は研究費に年5000億円3割増。マネー変調、株安金利高、欧州で緩和期待が後退、米回復観測に陰り。FRB議長が株価は割高と警鐘。教員4.2万人削減可能。経済教室・温暖化防止は成長のバネに・小林光・鈴木達治郎。
ジャンル:
経済
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
« 5/4の日経 | トップ
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。