今日の日経で印象深かったのは、2014年度のエンゲル係数が21年ぶりの高水準になったことだ。むろん、消費増税の影響だ。エンゲル係数は「貧しさ」のバロメーターだから、アベノミクスは、庶民の生活を苦しくしたということになる。GDPは暦年でもゼロ成長なのだから、税収と企業収益が伸びれば、庶民が貧しくなるのは当たり前。成長の範囲内で増税するという発想のない国では、こうなる。経済ではなく、政策思想の問題だよ。
エンゲル係数の上昇には駆け込みと反動の影響もあると思い、食料消費の割合を暦年でも確かめてみたが、同じ傾向だ。この15年ほどの動向は、景気の良し悪しを映しているように見える。特に、勤労者世帯では、それが色濃い。もっとも、2014年は、景気が良くても、悪化したわけだが。ちなみに、食料消費や非食料消費の超長期的動向については、「法則の異変と神の見えざる手」で書いたことがあった。ちょっと長いが、ご参考まで。
(5/6の日経)
確定拠出年金2万社に。中国の車工場2500万台分過剰。海外子会社収益6.5兆円、2年で7割増。中国の輸出契約額9.6%減。首都圏向け火力に過剰懸念。
(今日の日経)
日立は研究費に年5000億円3割増。マネー変調、株安金利高、欧州で緩和期待が後退、米回復観測に陰り。FRB議長が株価は割高と警鐘。教員4.2万人削減可能。経済教室・温暖化防止は成長のバネに・小林光・鈴木達治郎。
エンゲル係数の上昇には駆け込みと反動の影響もあると思い、食料消費の割合を暦年でも確かめてみたが、同じ傾向だ。この15年ほどの動向は、景気の良し悪しを映しているように見える。特に、勤労者世帯では、それが色濃い。もっとも、2014年は、景気が良くても、悪化したわけだが。ちなみに、食料消費や非食料消費の超長期的動向については、「法則の異変と神の見えざる手」で書いたことがあった。ちょっと長いが、ご参考まで。
(5/6の日経)
確定拠出年金2万社に。中国の車工場2500万台分過剰。海外子会社収益6.5兆円、2年で7割増。中国の輸出契約額9.6%減。首都圏向け火力に過剰懸念。
(今日の日経)
日立は研究費に年5000億円3割増。マネー変調、株安金利高、欧州で緩和期待が後退、米回復観測に陰り。FRB議長が株価は割高と警鐘。教員4.2万人削減可能。経済教室・温暖化防止は成長のバネに・小林光・鈴木達治郎。