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名勝指定の聖徳太子の石像が壊される
5月8日 11時52分

名勝指定の聖徳太子の石像が壊される
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千葉県鋸南町の寺で県の名勝に指定されている聖徳太子の石像が壊され、警察は走り去るのが目撃された若い男女が関与したとみて、行方を捜査しています。
7日午後4時半ごろ、千葉県鋸南町の日本寺で、聖徳太子像の石像が倒れて折れているのを、観光客から連絡を受けた寺の住職が見つけました。
寺によりますと、聖徳太子像は江戸時代に作られ、高さが1メートル30センチほどありますが、胸の辺りで真っ二つに折れ、下半身は台座の下に倒れ、上半身は少し離れた崖の下に落ちたということです。
警察によりますと、見つかる30分ほど前に、観光客が像の正面の柵を乗り越えて中に入る20代くらいの男女2人を目撃していて、大きな音がしたあと、男女が駆け足で立ち去ったということです。警察は、この2人が石像を壊したとみて、器物損壊の疑いで行方を捜査しています。
聖徳太子像は寺に1500体以上ある石像群の1つで、石像群は周辺の景観とともに昭和29年に千葉県の名勝に指定されています。
日本寺の藤井元超住職は「大切に守られてきた像が壊され、もう元には戻らないことが非常に残念です。二度とあってはならない」と話しています。

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