ケーブルを挿しても充電できない!そのワケと対処法
先日、愛用しているスマートフォンを充電しようとしたところ、microUSBケーブルを挿しても充電中ランプが点灯しないことがありました。
バッテリーが減ってきたスマートフォンを充電できないのは非常に困りますよね。
本記事では、「充電できない場合」の理由と対処方法を紹介します。
「充電できない!」とトラブルが発生しても、その理由は様々です。筆者がケータイショップにて仕事をしていた頃も、「よくわからないけれども充電できなくなった」という相談を受けたものです。
まずは、充電できなくなってしまった原因を探りましょう。充電ができない場合、トラブルが発生している箇所は大まかに分けて3つ考えられます。
- 充電ケーブル(ACアダプタ)
- スマートフォン本体(端末またはコネクタ口)
- コンセント
【1.ACアダプタが原因の場合】
まずはケーブルを疑います。理由としては、外見ではわからないですが内部で断線している可能性があるためです。当然、外見上でキズがあるなどのトラブルが見られる場合、危険なので即交換しましょう。
ケーブルが内部で断線している場合がある
確認する方法は、他のスマートフォンにつないでみること。それで充電できない場合は、ケーブルのトラブルが考えられます。友人や家族のスマホで試してみてください。
他にスマートフォンがない場合は、充電ケーブルを持って近くのキャリアショップにて試してもらうのもよいと思います。
他のスマートフォンと差し替えて充電できるか試してみよう
なお注意しなければならないのは、充電中のランプが点灯していないのにも関わらず、ACアダプタが発熱している場合です。これは危険な状況なので、ACアダプタを触ってみて「熱い!」と感じたら使用するべきではありません。
ここで原因がACアダプタだとわかった場合、保証期間内であれば保証書を持って交換や修理の依頼をし、保証期間外であれば購入しましょう。
ACアダプタはこちらもチェック
【2.スマートフォン本体が原因の場合】
ACアダプタに問題がない場合はスマートフォン本体を疑います。
複数のケーブルを持っている場合は、充電できないスマートフォンにそれぞれ挿してみて試します。この時スマートフォン本体が発熱していないか確認しましょう。
本体の裏側を触ってみて、熱かったら要注意!
というのも、スマートフォンは本体の温度が高い場合、回路の損傷や事故を防ぐために充電を停止する機能がある機種もあります。
スマホを放置した後、温度が下がってから充電して通常通りできたとすれば、本体の高温が原因になります。
バッテリーが熱い、膨らんできた、本体から変な匂いがする場合は危険!
同じ発熱でも、より危険なものもあります。バッテリー自身が持てないぐらい熱い、膨らんできた、もしくは本体から変な匂いがする。そのような場合は、すぐにケーブルを抜いてショップへ持って行きましょう。
本体は熱くないけれども充電できない、ケーブルが原因じゃないという場合は、microUSBコネクタ口を疑います。
スマートフォンを充電するmicroUSBは小さくて取り回しがよいのですが、その反面華奢で、また上下が分かりにくいという弱点もあります。
microUSBコネクタ口の中には接続端子があるが、非常に弱いので壊れやすい
無理やり上下を逆に差し込んでしまう、ケーブルを挿入状態でスマートフォン本体を振り回す、または落としてしまう、ケーブルを無理やり抜くといった動作を行うと簡単に壊れてしまいます。
事実、充電できないという相談内容で、最も多いものがコネクタ口の破損でした。もしmicroUSBコネクタ口が疑わしい場合には、すぐにショップへ持って行きましょう。
なお、故障や破損ではないけれど充電できない場合もあります。
例えばスマートフォンに限らず、ケータイにはバッテリーを保護するために充電が満タンになってからは多少放電していても充電を開始しないものが多いです。その場合はトラブルではないので、充電する必要が無いのであればケーブルを抜いてあげましょう。
【3.コンセントが疑わしい場合】
このパターンはほとんどありません。というのも、部屋全体が電気を利用できないのであればブレーカーが原因の場合がほとんどですし、コンセントひとつが利用できない場合は電気屋さんに電話をしましょう。
ただ、注意しないといけないのは、節電スイッチのついた電源タップです。
実は電源タップのスイッチがOFFになっている場合も!
スマートフォンが充電できないことにびっくりし、電源タップのスイッチがOFFになっていたということが本当にあるのです。一応、電源タップも確認した方がいいですね!
それでも普段通り利用しても充電できないトラブルが発生してしまう可能性はあります。しかしながら、ちょっと気をつけることでトラブルを減らすこともできます。
【1.microUSB端子の向きを覚える】
まずは向きに注意しましょう。microUSB端子はよく見ると台形型になっています。また、片方に文字や印が付いているものが多いので台型の向きを覚えて逆に挿さないよう注意します。
NTTドコモ純正の「ACアダプタ04」ではmicroUSBは片側に「B」と書いてある
【2.ケーブル部分を持たない】
また、ケーブルを持って抜き挿しすると故障の原因となるので、microUSBを触る場合は必ず決められた場所を持ってスマホと接続します。ケーブル部分を持たないだけで、故障や破損の可能性が一気に下がります。
microUSBを抜き挿しする場合は必ず決まった場所をつまもう
【3.充電ホルダやQi対応充電パッドで充電】
もういっそのこと、microUSBからは充電しないというのもトラブル回避となります。これは、付属や別売の充電ホルダや「Qi」対応充電パッド経由で充電することです。
ワイヤレス充電スタンドはこちらもチェック
ケーブルからの充電では、どうしてもフタの開け閉めでパッキンゴムが劣化する
トラブルの原因として最も多い、microUSB端子の破損を防ぐことができる他、防水機種では充電コネクタ口のフタにある防水パッキンを守ることにもつながります。
卓上充電台や「Qi」充電パッドを積極的に使おう
自宅で充電する場合は、極力ケーブルでは充電しないように心がけることで、トラブルを避けることができるのでおすすめです!
以上、充電できなくなってしまう原因(コネクタ口破損、ケーブル断線など)と対処法を紹介してきました。
しかしながら、充電しないというトラブルはよく起こってしまう割に、大切な時に連絡がつかなくなったり、重大な事故につながる可能性もあります。
そうなってからでは遅いので、充電できなくなってしまった場合はすぐに最寄りのキャリアショップへ持って行き、検査をしてもらうことが一番ですよ。
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ホセ
2004年より携帯情報ブログでケータイ情報を発信しています。現在は某所で携帯の販売を行っているほか、ライター活動をしており、Web媒体や紙媒体でもちょろちょろと登場していたり。スマートフォン系ガジェットに興味があり、普段持ち歩くスマホやタブレットも使い分けしつつ、実は荷物になっている。無駄にモバイルバッテリー持ち歩くの好き。カメラも好きで、RICOH GX200とPENTAX K200DとK-5を愛用。ペットはライオンラビットのたびちゃん。可愛い!
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