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豊川出身・園監督のドラマ映画化 東三河でロケクランクイン

エキストラとともに撮影に臨む主演の染谷将太さん(中央)=豊橋市の桜丘高で

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 二〇一三年に東三河各地で撮影され、全国放送された民放ドラマ「みんな!エスパーだよ!」が映画化され、九月に封切りされる。メガホンを取るのは、ドラマ版と同じ豊川市出身の映画監督園子温(そのしおん)さん(53)。四月末から豊橋市を中心に撮影が始まっている。

 若杉公徳さんの同名の漫画が原作。他人の声が聞こえるようになった男子高校生らが、スケベな妄想を働かせつつ、悪に立ち向かうコメディー。原作は大分県が舞台だが、園さんの強い希望で、映画版も、ドラマと同様に「オール東三河ロケ」になった。

 劇中では、「だら」「〜だもんで」など三河弁丸出しのせりふが飛び交う。

 染谷将太さんが演じる主人公らとともに、市民もエキストラとして撮影に協力。手配を担う「ほの国東三河ロケ応援団」の鈴木恵子団長(63)は「豊橋カレーうどんやトヨッキーなども登場する。市民全体で協力し、思い出をつくってほしい」と話す。

 大型連休最終日の六日には、私立桜丘高校での登下校シーン撮影のため、市内各地から六十人が駆け付けた。豊橋駅周辺の水上ビル、ときわ通りなどでも撮影が予定されている。

 ドラマ版で頻繁に登場した「喫茶パトリア」(嵩山町)には、遠方から訪れて写真を撮る熱心なファンもいる。映画版にも再登場する。

 店主の山口佐加江さん(65)は「ドラマの放映中には、店に来るお客さんの話題になっていた。週末になると、普段の客層と違う若い人が来てくれることも」。入り口近くのガラスには、作中の屋号「シーホース」を記したままだ。

◆エキストラ募集

 エキストラは現在も随時、募集。出演料と交通費はなし。「ほの国東三河ロケ応援団」のホームページで登録し、事務局からのメールを待つ仕組み。(問)ロケ応援団=0532(54)1484

(西田直晃)

 <みんな!エスパーだよ!>2013年4〜7月、テレビ東京系で放映された深夜ドラマ。優れた放送に贈られる「ギャラクシー賞」の13年7月度月間賞を受賞した。園子温さんは豊橋市の豊橋東高校の卒業生で、豊橋市の魅力をPRする「豊橋ふるさと大使」に2月に就任した。

 

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