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» 2015年05月08日 08時43分 UPDATE

「模型で見慣れた武蔵と違う!」 マニアもびっくり、戦艦武蔵“発見”で覆った定説 人気は「艦これ」の影響も? (1/4)

「武蔵」発見のニュースに戦艦マニアも熱狂。公開された映像には、これまでの定説や考証にはなかった武装が次々と映されていた。「艦これ」で武蔵の知名度が高まっていたことと相まって人気を集めたようだ。

[産経新聞]
産経新聞

 「武蔵」の雄姿再び−。太平洋戦争中に沈没した旧日本海軍の戦艦「武蔵」を、米マイクロソフト創業者のポール・アレン氏がフィリピン沖の海底で発見したというニュースが今年3月、日本中を駆け巡った。戦後70年の節目での発見に加え、艦艇を擬人化したゲームによって武蔵の知名度が高まっていたことなどと相まり、関連施設や関連商品が注目されている。

プラモデルはパーツが品切れ、史料施設のアクセスは1000倍

 「模型で見慣れた武蔵と違うじゃないか!」

 横浜市青葉区に住む会社員、林遼平さん(27)が思わず声を上げたのは、アレン氏が3月13日に世界に向けて発信した、海底に眠る武蔵の姿をとらえたインターネット生中継を見ていたときだった。


画像 ポール・アレン氏が短文投稿サイト「ツイッター」に掲載した、戦艦武蔵としている船首部分(下)と漢字が刻印されたバルブ
画像 ポール・アレン氏が短文投稿サイト「ツイッター」に掲載した、戦艦武蔵としている船首部分

 南洋に出征していた祖父の影響で、小学生のころから武蔵の模型や資料を集めてきたという林さん。フィリピン・シブヤン海の海底から送られてきた映像には、これまでの定説や考証にはなかった武装が次々と映されていた。

 特に、マストの右舷側にあるシールド付き25ミリ3連装機銃の形状がはっきり残っており、その下の高角砲台の構造も従来の考証とは違うことが判明した。

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