邱永漢氏遺族が申告漏れ
記録しておこう。
邱永漢先生には生前2度ほどお会いしたことがある(ほとんど話らしい話はできなかったが)。邱永漢からみれば、20数億円の申告漏れなんて小さい金額ではないだろうか?仮に、資産を日本から香港等へ移転させていたなかったならば、申告漏れのケタが一つ違っていたのではないだろうか。
聞くところによれば、バブル崩壊後は東京の不動産をほとんど売却して、東京には不動産時価で10億円程度しか残さなかったようだ。
「金儲けの神様」と言われるだけあって、個人的に学ぶべきところが多く、いまでも著書を再読させていただいている。
邱永漢氏遺族が申告漏れ 20億円超、株の評価や配当 2015.4.30 06:00
平成24年に死去した直木賞作家で経済評論家の邱永漢氏の遺族が東京国税局の税務調査を受け、遺産相続した株の評価額や配当金など二十数億円の申告漏れを指摘されたことが29日、分かった。相続税と所得税の追徴税額は過少申告加算税などを含め約9億円で既に修正申告したもようだ。
関係者によると、邱氏が営んでいた香港の会社は建設機械メーカーの日立建機と共同出資して中国に「永立建機(中国)有限公司」を設立。永立建機の業績が好調で香港の会社も多額の配当金を得ていた。
邱氏は24年5月16日に88歳で死去し、保有していた資産を妻と長男、長女の3人が相続。香港の会社の株について評価額を簿価で申告していたが、国税局は実際の価値は簿価よりも高かったとして、約8億円の申告漏れを指摘したとみられる。さらに遺族は25年までの2年間に、この株の配当十数億円を受け取っていたが、所得として申告していなかったという。
今年は年初から相続税率控除枠が大幅に減った。大都市近郊に一戸建てを所有している方がターゲットである。
邱永漢先生には生前2度ほどお会いしたことがある(ほとんど話らしい話はできなかったが)。邱永漢からみれば、20数億円の申告漏れなんて小さい金額ではないだろうか?仮に、資産を日本から香港等へ移転させていたなかったならば、申告漏れのケタが一つ違っていたのではないだろうか。
聞くところによれば、バブル崩壊後は東京の不動産をほとんど売却して、東京には不動産時価で10億円程度しか残さなかったようだ。
「金儲けの神様」と言われるだけあって、個人的に学ぶべきところが多く、いまでも著書を再読させていただいている。
邱永漢氏遺族が申告漏れ 20億円超、株の評価や配当 2015.4.30 06:00
平成24年に死去した直木賞作家で経済評論家の邱永漢氏の遺族が東京国税局の税務調査を受け、遺産相続した株の評価額や配当金など二十数億円の申告漏れを指摘されたことが29日、分かった。相続税と所得税の追徴税額は過少申告加算税などを含め約9億円で既に修正申告したもようだ。
関係者によると、邱氏が営んでいた香港の会社は建設機械メーカーの日立建機と共同出資して中国に「永立建機(中国)有限公司」を設立。永立建機の業績が好調で香港の会社も多額の配当金を得ていた。
邱氏は24年5月16日に88歳で死去し、保有していた資産を妻と長男、長女の3人が相続。香港の会社の株について評価額を簿価で申告していたが、国税局は実際の価値は簿価よりも高かったとして、約8億円の申告漏れを指摘したとみられる。さらに遺族は25年までの2年間に、この株の配当十数億円を受け取っていたが、所得として申告していなかったという。
今年は年初から相続税率控除枠が大幅に減った。大都市近郊に一戸建てを所有している方がターゲットである。
この記事へのコメント
建蔽率さえ緩和すれば土地はいくらでも供給されるという意味です。
土地は神話から、素材へ変化しました。100階建てでもシナの技術でさえすぐにOKです。
土地は神話から、素材へ変化しました。100階建てでもシナの技術でさえすぐにOKです。
Qさんのウェブサイトは初期から毎日日課としてみておりました。
視察会参加したかったですが、機会がなく今考えると行っといたらよかったなと思います。
視察会参加したかったですが、機会がなく今考えると行っといたらよかったなと思います。
これは、見解の相違で申告漏れはわずかですが、情報漏えい元は明らかに国税庁。
毎度、意図的情報漏えいをして、何故に国家公務員の秘密保持違反で逮捕者が出ないのを不思議に感じています(笑)。
毎度、意図的情報漏えいをして、何故に国家公務員の秘密保持違反で逮捕者が出ないのを不思議に感じています(笑)。
タイ在住さん
88歳ですから大往生ですよねえ。本人は77歳を目標にしていたと書いています。自分だけじゃなくて、ほかの人も年をとっているんですねえ。視察会は欲の皮のつっぱった連中(笑)ばかりで、それはそれで社会勉強になったとおもいます。お金への欲望というのはああいうのだなと感じました。
MINORUさん
著名人、とくにQさんのような「お金の神様」とよばれているような方は標的になりますよね。見せしめでしょう。米国は財務省と徴税でまったく組織が違います。一方、日本は財務省の若手が地方の財務署長です。だから、日本では財務省にあれほど権力が集中し、年功序列の悪弊もあって、馬鹿なわけです。消費税とか・・経済学の1年生でもしないようなミスをみなで赤信号で怖くないとばかりにします。怖くないんです。自分らの給料は保証されているんですから。バブル爺なんてでてくると、彼らにとっては目障りなだけです。なんで東大法学部のおれらじゃなくて、やつらが金持ちなんだってわけです。これは改めるべきでしょう。米国から学べることは多いです。また、この構造は戦前とおなじです。戦争の敗因はここにあります。日露の時代は歴戦の侍が指揮しましたが、第二次世界戦争は士官学校卒だけでした。
88歳ですから大往生ですよねえ。本人は77歳を目標にしていたと書いています。自分だけじゃなくて、ほかの人も年をとっているんですねえ。視察会は欲の皮のつっぱった連中(笑)ばかりで、それはそれで社会勉強になったとおもいます。お金への欲望というのはああいうのだなと感じました。
MINORUさん
著名人、とくにQさんのような「お金の神様」とよばれているような方は標的になりますよね。見せしめでしょう。米国は財務省と徴税でまったく組織が違います。一方、日本は財務省の若手が地方の財務署長です。だから、日本では財務省にあれほど権力が集中し、年功序列の悪弊もあって、馬鹿なわけです。消費税とか・・経済学の1年生でもしないようなミスをみなで赤信号で怖くないとばかりにします。怖くないんです。自分らの給料は保証されているんですから。バブル爺なんてでてくると、彼らにとっては目障りなだけです。なんで東大法学部のおれらじゃなくて、やつらが金持ちなんだってわけです。これは改めるべきでしょう。米国から学べることは多いです。また、この構造は戦前とおなじです。戦争の敗因はここにあります。日露の時代は歴戦の侍が指揮しましたが、第二次世界戦争は士官学校卒だけでした。
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- NINJA300 - 2015年05月04日 18:16:47
今の土地は都心部以外は価値は衰えた。技術的に鉄筋、鉄骨(最近は鉄骨はいらないそう)、コンクリでいくらでも上へ上へ伸ばすことができる。東京の建蔽率は50%らしいが、香港は15倍だ。NINJA300の実家は二階建てだが、周りにはそれ以上の一戸建てが増えた。よく考えれば簡単な技術である。
不動産も株と同じく需給に大きく左右されるというのが我々日本人が学んだ現実だ。土地神話は終わった。