先日、4月21日にGoogleのモバイルフレンドリーアップデートが行われましたね。このアップデートでは、スマホとPCの検索順位が別個に評価されるというだけでなく、ドアウェイ(誘導)ページに対する検索アルゴリズムが組まれるとのことで、アフィリエイターの間では大変な話題になったニュースでもあります。
とはいえ、レンタルブログの場合は基本的にスマホ対応しているでしょうし、ドアウェイページなどを作る人も少ないため、今回のアップデートは個人レベルではあまり関係が無いかのように思われていました。
ですが、アップデートから2週間以上経過した今、一部のツイッターやブログでは、今回のアップデートによる予想外の影響力の大きさが話題になっています。私はSEOの専門家ではありませんので、あくまで情報をまとめつつ私見を交えるという形で、それらの話題をさらっていきたいと思います。
Googleの検索順位が大変動?
皆さんの関心のあるキーワードでもなんでもかまいませんが、特定のキーワードでGoogleの検索をかけてみて下さい。1ページ目に出てくるサイトがだいぶ以前とは様変わりしているはずです(普段から検索順位を意識していなければ、気づきにくいかもしれませんが……)。
今回のアップデートは、一部のアフィリエイターなどを除けば、PCでの検索順位にはほとんど影響がないと目されていましたが、まさかの検索順位の変動です。
そこで気になるのが「どんなサイトの検索順位が下がり、どんなサイトが上昇したか」でしょう。
最近、「キュレーションサイトやまとめサイトと呼ばれるようなオリジナリティの低いコンテンツの検索順位が下がっているのではないか?」と騒がれています。
実際、株式会社Coreが数日前に発表した記事によると、今回の順位変動の結果について以下のように書かれています。
特に大きな検索順位変動を見ているのが国内最大手のキュレーションサイトです。
様々なキーワードで1位を獲得しており、日本のネットユーザーの大半が必ず辿り着くぐらい驚異的な上位表示力を誇っていました。今までは検索ランクの上昇はあっても、下落はほとんどありませんでしたが、2015年5月2日から複数のキーワードが一斉に順位下落しています。
あくまでこれはcoreの独自見解とはされていますが、確かに今まで検索順位の1位にいたようなNaverまとめの記事などが、軒並み順位下落しているように感じます。
もちろん確証はありませんし、大幅下落というほどではありません。それに、この順位変動も一時的なものかもしれません。特に、ここ最近は毎日検索順位に変動があり、日ごとに検索結果が変わるため何とも結論をつけがたい状況になっています。
ですので、これからもこの現象は要観察と言えるでしょう。
キュレーションサイトに関しては、ここ最近話題の“著作権どころかオリジナル記事の利益も考えないようなまとめ方”こそどうかとは思っていましたが、あくまで良識的な範囲であれば、その有用性は高いと考えていたので、複雑な思いで見守っているところです。
どんな記事が評価されるのか?
それでは、キュレーションサイトやまとめサイトの検索順位が低下したとして、一体どんなサイトが上がってきたのでしょうか。これについては今のところ分かっていません。
まだ、さすがに情報が揃っていなさすぎて、それぞれがそれぞれの仮説を立てている段階のようです(先ほども述べたように、検索順位の変動がまだ起こっているので、結論が付けられないというのもあります)。
ただ、今私が感じている個人的な意見と同じような仮説を持たれている方がいらっしゃったので、その方の記事を一部ご紹介したいと思います。
現場の肌感覚。なんだか、専門家の書く記事に対する評価が高いように感じる。医者とか、その道の専門家の記事が上がっている。うーむ。
(中略)
単なるライターの記事より現職の専門家。看護師や薬剤師、コンサルタントとか違いを見分けているように感じるね。オーサー評価の精度が上がってきたのか・・・。
出典: 専業アフィリエイト屋のつぶやき
肌感覚とご本人も言われているように、先ほどご紹介した記事以上にこちらは主観的な感想でしかありません。ですが、私も似たような感想を持っています。
実際、検索結果の1ページ目に今まではほとんど見たこともなかったような政府のページが突然現れ、それに続いて県庁のページ、雑誌社のページが上がっていたりするのを見ると、あながち間違いでもないのかなと思います。何が書かれているかよりもどんな人(団体)が書いているかが評価される傾向が強まっているのかもしれません。
繰り返しになりますが、これはあくまで“感想”です。ここ数日の激しい順位変動の傾向を勝手につかもうとしているだけなので、今後さらにまた大きく結果が変わるかもしれません。
今はまだ分かりませんが、ひょっとすると今後サイトやブログ運営の在り方が大きく変わるような事態が訪れているのかもしれません。