長かった…。
早く告白して、早く懺悔して、早く楽になりたかったのだけど、
なかなか放送日がやって来ない。
この3か月間、悶々としてました。
まさか、豊川君の同志となってしまうとはね。
相穴熊の局地戦での寄せ合いで、もう盤面の左側しか
見てなかった。
あまりに、そちら方面に、意識を集中し過ぎてて、右下あたりは
もう全く見えてなかった。
完全に死角になってたね。
自ら打った底歩の▲3九歩。
さて本局。
棋譜用紙上では、▲3五歩で終わってる。
ところが、実際の現場では、実はここでは終わっては
いなかったんだ。
打ったのだから、当然私は気が付いていない。
後で聞いたら、
安用寺六段 「そこは打てない場所のように思ってたけど、
ビシッと打たれたので、打てるような気分に
なった。」
安用寺君、こんなキャラです。
記録係君 「すぐに気が付きましたが、言っていいのか
分かりませんでした。」
局後に、こうした場合に申し出ていいのか聞かれた
ので、二歩ですって、はっきり言っていいんだよ、
と言っておいた。
でも、先輩二人が、真剣な顔つきで指し続けたら、
言い出し難いよね。
読み上げさん 「全く気が付いていませんでした。」
高浜さん!
かくして、▲3五歩を打った後も(二歩の状態が残ったまま)
そのまま、対局が続行された。
以下、△7八角成▲同金寄△8六香▲6一竜△8一金
▲6九金打△同竜▲同金△6七銀▲4六角△7八銀成
▲7三角成△8二金打(B図)と、13手進んだ。
「▲同馬△同銀に、▲8一竜△同玉と、穴熊形から
引っ張り出しておいて、▲7八金と手を戻せば、
こちらがやれそうだ。」
で、14手目▲8二同馬を指そうとした瞬間、
職員の人が、対局室に乱入!
(えっ? 何事?)
対局中断を告げられる。
(機材の故障・・・とか?)
反則(二歩)を告げられる。
(ん? 途中で相手がやったりしてた?)
しばし、時間が経って、ようやく3筋の景色に気が付いた。
「これは・・・、負けました。」
どういった時でも、挨拶は大事。
一応、感想戦も、しっかりと行う。
その最中に一番に思ったのは、銀河戦を主催して頂いている
囲碁将棋チャンネルの方々に、大変申し訳ない事をしてしまった、
との気持ち。
後で、中川理事と別の職員の人にも連絡を取り、謝罪並びに
事情説明に伺うのであれば、同席させて欲しいとの旨を
伝える。
ルール上の事ですので、そうした問題はありません、
との返答に、ひと安心。
ここまで指し進めて来たし、もちろん勝敗はこのままで
いいので、出来たら最後まで指したかったなー。
最後にはどちらの玉が詰まされる事になるのか、
見極めたかったです。
しかし、A図の場面では、実際は投了してない。
対局が止められたのは、実際はB図の局面。
自分では、とてもじゃないけど、放送は見れないけど、
どういう風に編集したのかな?
囲碁将棋チャンネルのHPには、対局日が載ってる。
本局を指したのは、3月13日(金)。
13日の金曜日なんて、大キライだっ!