日向灘で巨大地震はない? 体に感じないゆっくり地震観測東京大地震研究所や九州大などのチームは、宮崎、鹿児島両県沖の日向灘の海底で2013年5月から6月の約1カ月間、体に感じないタイプの「ゆっくり地震」を観測したと、8日付米科学誌サイエンスに発表した。 日向灘は、政府が将来の巨大地震発生を想定する南海トラフ沿いの西端部分。ゆっくり地震が起きたのは比較的浅い場所で、この地震が起きる場所にはひずみがたまりにくいことから、日向灘を中心とした海域では、プレート境界が一気に壊れて起こる巨大地震は考えにくいという。 チームは日向灘に12台の海底地震計を設置して観測。ゆっくり地震は、ほぼ1カ月間断続的に発生した。 【共同通信】
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