05月07日 12時37分
事件や事故の現場で住民などに接する若い警察官に「おもいやり」や「おもてなし」の心をもってもらおうという研修会が塩釜警察署で行われました。
この研修会は事件や事故の当事者との接し方や事件捜査のスキルなどをベテラン捜査員から学んでもらおうと塩釜警察署が3年前から行っているもので、7日は地域の住民に接する機会が多い交番勤務の若手警察官など32人が出席しました。
はじめに受講生の警察官たちは、住民などと接するときの心構えについて地元の老舗ホテルの経営者から学びました。
ホテルの経営者は人に満足してもらえる対応で大切なのは「おもてなし」だと説明したうえで、「一番必要なのは、心から相手のことを思って自ら何をできるか考えること。警察の仕事は接客業と同じだととらえて、それぞれの現場で、ぜひ実践してほしい」と話しました。
受講した警察官は、「交番勤務の現場では、さまざまな人に接する機会がある。どんな人であってもおもてなしの心をもって対応できるようにしっかり学んでいきたい」と話していました。
若手警察官たちは今後、ベテラン警察官から取り調べや鑑識などのスキルも学ぶことになっています。
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