韓国政府の防衛事業不正合同捜査団(キム・ギドン団長)は6日、武器仲介業者イルクァン工営に対し、大量の軍事情報を流出させた容疑などで、機務司令部(機密管理などを担当する情報機関)所属の事務職員(59)を逮捕した。
合同捜査団によると、この職員は2010年から昨年にかけ、機務司令部の内部文書である「防衛産業の動向」や「武器購入の現況および計画」などの文書を、イルクァン工営のイ・ギュテ会長(66)=逮捕・起訴済み=に直接渡した疑い(軍刑法の軍事上秘密漏えい容疑)が持たれている。この職員は10年ほど前からイ会長と親交があったことが分かった。イ会長は、空軍の電子戦訓練装備(EWTS)導入事業をめぐり、1000億ウォン(約110億億円)以上の詐欺行為をしたとして、今年3月に逮捕・起訴された。
この職員に対する捜査は、合同捜査団が3月、京畿道議政府市の道峰山近くにある貸しコンテナ(1.5トン)に、イルクァン工営が軍事関連の大量の資料を保管していたのを発見したのが発端となった。合同捜査団は、イルクァン工営が保管していた軍事関連資料の出所を明らかにする捜査を進め、機務司令部が合同捜査団の指揮の下で行った捜査により、問題の職員の犯行が判明した、と説明した。