東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

豊島本庁舎は49階複合施設 マンション一体型

業務を開始した豊島区新庁舎=東京都豊島区で

写真

 マンション一体型の複合施設への入居が話題となった東京都豊島区の新庁舎(南池袋二)が七日、オープンし、関係者らがテープカットで開庁を祝った。

 高野之夫区長は「区民人口が増えており、まもなく三十五年ぶりに二十八万人を超える。住みたい街として選ばれるよう、みんなで頑張ってまいります」とあいさつ。「一番乗り」で婚姻届を提出するため訪れた三組のカップルに、ふくろうをかたどった金と銀のブローチが渡された。新庁舎を訪れた同区巣鴨の小寺恵子さん(66)は「廊下がギャラリーになっていて工夫されている印象」と話していた。

 新庁舎は、建築家の隈研吾(くまけんご)さんが設計した地上四十九階、地下三階建ての「としまエコミューゼタウン」のうち、一階の一部と三〜九階に入居。上層部は約四百三十戸のマンションとなっており、区によると、マンション一体型の自治体本庁舎は全国で初めて。

 新庁舎では全ての土曜、日曜日を含む年三百四十五日、総合窓口と福祉担当課を開ける。庁舎外に設けた庭園には、現在は区内には自生しないイヌコリヤナギなどを植え明治−大正期ごろの自然環境を再現した。

 

この記事を印刷する

PR情報