ゼロから始めるiPhoneアプリ開発!公開までに必要な6つの道具
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アプリ開発
iPhone のアプリ開発といっても具体的に何から始めればいいの?と思っている方もいらっしゃると思います。
今回そういった人たちのために、「iPhone アプリ開発に必要なもの」を超基礎からまとめてみました。これからアプリ開発始めたいという方は是非参考にしてみてください!
Contents
iPhoneアプリ開発に必要なモノ
ネット環境
アプリ開発を行う上でインターネットの接続環境は必須になります。制作したアプリを登録・公開する手続きに、ネット接続は必要となってきます。
また一方であえてネット回線を切断したり、通信環境を悪くしないといけない場面もあります。それは作ったアプリのテストを行う時です。実際にアプリを使うユーザーは、通信環境が悪い場合もあります。山や海、地下鉄などの移動中どうしても電波の弱い地域が発生します。アプリ利用中に突然回線が途切れた時の動作も開発者として確認しておく必要があります。
・ネット速度を手動で変える → iPhone の設定画面から通信速度を変更できます
・速度チェッカーで計測する → BNR スピードテスト、回線速度チェッカーApp
Mac
iPhoneアプリを開発するにはMac PC が必要になりますが、スペックも確認しておくとアプリ開発をスムーズに進めることができます。
ハード面
パソコンの性能によって、アプリ開発にかかるストレスは大きく左右してきます。開発の中でも特に時間が要される作業にデバッグがあります。
デバッグとは自分の作ったアプリの動作を確認する作業の事ですが、アプリ開発にとってデバッグは繰り返し行われます。その繰り返しの作業にかかる時間を短縮することで、開発にかかるストレスを低減することができます。参考までに、PC 毎のデバッグ時間の比較を以下に示します。今お使いの PC、これからの Mac 購入にご参考下さい。
参考:週刊アスキーCocos2d というフレームワークを使った2Dゲームのビルドにかかった時間
補足:デバグをスムーズにするアプリ 「Injection For Xcode」
スクリーン
iPhoneアプリの開発は「Xcode」というソフトウェアを使います。そのため Xcode が見やすいパソコン画面の方が開発しやすい環境と言えます。11インチの画面でもギリギリ収まるみたいですが、文字が小さくなり扱いにくい環境となってしまいます。
画面の大きさによるXcode 表示の違い
参考:週刊アスキー
Xcode
iPhoneアプリを開発するためには Xcodeというソフトが必要になります。
Xcodeには、試作したアプリをテストするためのシミュレータやアプリのアップロード機能などもついているため、これ1つで開発・テスト・公開までできます。ソフトは無料配布されていて、iTuneストアからインストールできます。
Xcodeは2003年に Xcode1.0がリリースされて、2015.4月時点では2014.7月にリリースされた Xcode 6シリーズが最新バージョンとなります。古いバージョンでアプリを制作した場合、AppStore で公開できない可能性もありますので、最新バージョンをインストールしておきましょう。尚、Xcodeは英語版のみのリリースとなっています。
Xcode ダウンロード
https://itunes.apple.com/us/app/xcode/id497799835?ls=1&mt=12
(Xcode ファイルサイズ 約 5 GB、インストール所要時間10分から20分)
Xcode ガイド 日本語(55.6 M)
https://developer.apple.com/jp/documentation/Xcode_Overview.pdf
iPhone
開発したアプリのテストを行うために、実機がある方が好ましいです。
Xcode のシミュレータでもスマホ画面のレイアウトは確認できますが、実際にスマホで使ってみると気付く点もあります。例えば、画面を縦スクリーンから横スクリーンに動かした際などにシミュレータではうまく映っているのに、実際にはレイアウトが崩れたりすることがあります。アプリ公開前に気付く点も多いので、実機テストをお勧めします。
IOS ベロッパープログラムへの登録
iOS デベロッパープログラムとは、iPhone および iPod touch 向けに開発されたアプリの検証、デバッグ、配信までの一連の流れをサポートするシステムの事になります。制作したアプリを実機でテストする場合も事前に登録が必要となります。
iOS デベロッパープログラムへの登録は3つのコースから選択するようになりますが、個人で利用する場合は「iOS Developer Program」(11,800円/年)へ登録する必要があります。
登録に必要なモノ
・本名と連絡先(App Store上で開発者として情報公開されます)
・支払用クレジットカード
・本人確認書類(免許証やパスポートなど)
銀行口座
アプリをリリースして、ちょっと小遣い稼ぎをしようと思っている方もいらっしゃると思います。有償アプリ、アプリ広告、アプリ内課金システムなどがあると思いますが、アプリから収入を得る場合には「iTunes Connect」へ銀行口座と税金情報を事前登録する必要があります。尚、売上金の内3割は手数料として引かれて、7割が収入となります。最低支払金額や振込手数料など利用にあたってはいくつかルールもありますので、登録時に確認するようにしましょう。
追伸
iPhoneアプリ開発は、monaca などハイブリッド系を使うと Windows PC でも開発可能です。ただし、Swift 言語を使えないので処理速度に差が出てきます。
また Mac を購入して iPhone アプリ開発をしようかどうか悩んでいる方は、シュミレーションなら Windows PC でも可能です。エミュレーターを使ってアプリ開発やレイアウトのテストを行うことができます。ただし、実機でのテストや iTunes ストアにアプリを公開することは出来ません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初の準備は慣れないことばかりで大変ですが、アプリリリースまで見据えた準備をしておくと後々困ることが少なくて済みます。今回は、iPhone アプリのリリースに必要な環境についてお知らせしましたが、作業を進める上で英語の読解力も必須条件となってきます。英日翻訳サイト、翻訳アプリにも慣れておくとスムーズに開発を進めることができます。
それでは世界を変えるアプリ開発に挑戦してみましょう!
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